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事務所には変わらない面々で
相変わらずマイペースなたっぴょんは雑誌を片手に我関せず
その周りをはしゃぎ回るマンネのスンリとテソン
それを笑いながら見守るヨンベ
変わらない日常
それが幸せとはわかっているけれど
君のいない毎日は退屈で
隣に君がいればきっとこの変わらない日常も
また違って見えるんだろうけど
今隣には君はいなくて
それは紛れも無い事実。
G "おはよ"
そう声をかけると笑いかけてくれるメンバー
きっと俺は幸せなんだと思う。
何だかんだでついて来てくれるみんながいて
応援してくれるファンがいて
したいことをして食べていけてる
どれだけ願ってもそれが叶わない人もいる中で
そうやって過ごせてる自分は幸せだ。
きっと。
今までは自分の気持ちを代弁した悲しい恋の歌を作ってた俺が
君に出会って
いつか君の背中を押せる歌であるように
いつも君が笑顔で過ごせる歌であるように
そして
君が俺の気持ちに気づく歌であるように
そんな思いで歌を歌うようになった。
ーーコンコン…
不意にスタジオに響いたノックの音
開かれた扉
そこに立つのはマネヒョン。
大きなダンボールいっぱいの俺へのファンレター。
それを見てまた徹夜かと苦笑い
それとは別にマネヒョンが手に持つのは
異色を放つ真っ赤な封筒。
マ "これだけなんか雰囲気違うんだよね。差出人の名前しかないし"
G "どこから？"
マ "んー...ジャ…マ…ニー？何処だ？"
ーーGermany…
Germanyそれはドイツの消印。
もしかして……
無理矢理マネヒョンから奪った真っ赤な封筒
差出人は
ーースヨン…
.
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作者名：怜奈 | 作成日時：2018年10月29日 1時
