Crazy Love55 ページ6
--YOU--
彼さえそばに居てくれたらそれでよかった。
まだ幼かったあの頃。
全てに絶望して、消え去りたいと思った時
モニターの中で輝いていた彼。
彼のその目に射抜かれたあの日。
私の中に差した一筋の光。
それがBIGBANGのV.Iだと知ったのは少し経ってからだった。
彼が私の生きる希望で私の光だった。
時は流れて、私もそれなりに大人になって。
いつしかそんな彼と彼らをサポートできる存在になりたい。
私を支えてくれた彼らに今度は私が支えていきたいと思って
そんな時知ったYG JAPANの求人募集。
なんの知識も資格もない私はダメ元で応募し運良く受かった。
最初は何をしてもダメで自信を日に日に失いつつ、近くで頑張る彼らやその後輩たちの力になりたくて必死だった。
その内仕事の楽しさを知って
叶わない恋だと知りながらただのペンでいられなくなってて
"レイ。俺、レイのことが好き"
あの日言われた言葉は嘘じゃないよね？
"レイ好き。愛してる。"
私は愛されてたんだよね？
頭の中で何度も繰り返す彼の言葉。
今ではもうわからない。
風呂から出るとタオルと、服が置かれていた。
G-DRAGONのTシャツは少し大きくて
微かに甘い匂いがした。
そのままリビングまで行くとソファーで眠ってしまっているG-DRAGON。
彼は今日何を思い眠ったんだろう。
最愛の彼女。
きっと彼は彼女を愛してて、でも愛しすぎてるから苦しくてもがいてるんだと思ったら今の自分と重ねてしまった。
G "…あ。出たの？"
Y "ごめん。起こした？"
G "いや。大丈夫。俺もお風呂行ってくる"
欠伸を一つ落として向かう彼を見送った。
でも気づいてしまった。
貴方も泣いてたの？
彼の少し赤く腫れた目が切なげに揺れていた。
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かな - いつも楽しく読ませて貰ってます。毎日忙しいのに更新してくれてありがとう。これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月18日 17時) (
レス) id: 4b53c96ca7 (このIDを非表示/違反報告)
r030559(プロフ) - 更新楽しみにしてます！五人復活までの心の拠り所に勝手にさせてもらってます(汗) (2018年5月13日 9時) (レス) id: 79ae1c58cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜奈 | 作成日時：2018年5月9日 18時
