Crazy Love75 ページ26
--YOU--
なぜ彼にG-DRAGONに全てを話したのか。
スンリではなく何故彼なのか。
お互いのパートナーが別の誰かと関係を持っててでもそれを咎められなくて
そしてパートナーに依存してて離れられない。
そんな似ている境遇に仲間意識を感じて気まぐれで話しただけ。
ううん。違う。
彼なら信じてもいいと思ったの。
薄ら目を開けると見慣れないタトゥー群れの身体。
ふわっと香るの香水。
昨日の事が思い出された。
あのビルで交わしたキス。
そのまま私の部屋で彼に抱かれた。
きっと彼も私も一時の気の迷い。きっとそう。
彼は恐らくすごい境遇の私に同情したんだ。
これじゃあスンリとソナさんと一緒じゃん。
いや。もっと罪は重い。
彼に抱かれながら、彼に愛されたいなんて思ってしまったから。
私にはスンリがいるのに。
G"ん…。レイ?……ｯ！！"
目を覚ましたG-DRAGONは慌てて飛び起きて思い出したのかおでこを抑えると項垂れた。
G "あ…あの。ごめん。"
Y "なにそれ。"
G "いや。その…。えーと。"
Y "今まで一夜限りの女の子にもそんな事言ってたの？G-DRAGONかっこ悪ｯ！！"
なんて強がりで悪態ついた。
そのやってしまった感と後悔に打ちひしがれてる彼を見たくなくてベッドを出るとリビングに向かった。
リビングでコーヒーを点てているとG-DRAGONもリビングにやってきた。
Y "飲む？"
G "あ。うん。"
それ以上会話は続かず気まずい空気が2人を包んだ。
淹れたてのコーヒーを渡すと何も無いリビングに座ってコーヒーを飲んだ。
G "あのさ…。"
Y "ん？"
G "あの…。その…。"
Y "何？"
G "レイ一夜限りの女と同じなんかじゃないから。"
Y "は？どういう意味？"
G "勢いで抱いたわけじゃない。でもごめん。お前にはスンリがいて俺にはソナがいる。だから。"
Y "ねぇ。私好きよ。ジヨンが。友達として。だからそんな顔しないで。スターが台無し。"
G "レイ？お前っていい女だな"
Y "今頃気づいたの？"
ごめんなさい。
友達としてなんて嘘。
きっと私はもうあなたと友達にはなれない。
あなたと私の間に愛がなくても。
あなたが私のものじゃなくてもいいの。
だってこんなに貴方を思いながらスンリを手放す事も出来ない欲張りで汚い女には
これがきっとお似合い。
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かな - いつも楽しく読ませて貰ってます。毎日忙しいのに更新してくれてありがとう。これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月18日 17時) (
レス) id: 4b53c96ca7 (このIDを非表示/違反報告)
r030559(プロフ) - 更新楽しみにしてます！五人復活までの心の拠り所に勝手にさせてもらってます(汗) (2018年5月13日 9時) (レス) id: 79ae1c58cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜奈 | 作成日時：2018年5月9日 18時
