Crazy Love73 ページ24
--GD--
レイの運転する車の中移りゆく景色を見ながらさっきの話を思い返した。
Y "今日は記念日なの。そしてね彼の月命日なの。"
あの写真の彼はもうこの世にいない。
前にサナがチラっと言っていた。
サナ "私たちに出会って明るくなったけど、彼と出会ってからは自分を怖がらず出せるようになってたの。"
きっとそれほど彼はレイにとって影響力のある人だったんだろう。
できっとスンリにこれ程執着するのも彼の死が関係しているんだろう。
もしその時俺の事知ってたら俺に執着してくれた？なんて馬鹿な事。俺にはソナがいるじゃないか。
レイは気心知れた仕事仲間。それ以上でもそれ以下でもない。友人という括りにも入らない不安定な関係。
仕事が無ければきっといとも簡単に切れる仲。
Y "ねぇ。あんたはどこまで知ってんの？"
G "え？何が？"
Y "私のこと、シュンやサナにどうせ聞いたんでしょ？"
G "あぁ。昔話は聞いた。ヤンチャしてたって。"
Y "あと。私の部屋来た時彼の写真見たでしょ？"
G "ｯ！！"
Y "わかりやすっ！www"
G "見た。で気になった。"
Y "何が？"
G "I'm sorry but I love you…。 2007.07.16って何？"
Y "よく見てるね。それはね高校受験の時に彼に出された問題の答えなの。日付は想像に任せる。"
G "何それ。俺のさコジンマルって曲の歌詞にも出てくるから気になったのに。"
Y "ねぇ。もう少し私の歴史に付き合ってくれたりする？"
G "は？何？"
そういうと急にハンドルを切った。その反動で窓側にやられる体。
Y "私の中に踏み込んだバツだよ。付き合え。で苦しめwww"
なんて自分勝手な理由を突きつけて怪しく笑うレイ。
興味本位で覗いた彼女の過去。
どんな暗くて闇が広がっていたとしても俺はきっと今なら受け止められる気がする。
G "苦しむかバーカ。お前の過去なんか笑い飛ばしてやるよ。"
車は日が落ち始めた都内のネオンの中を走り続ける。
そのネオンに照らされるレイの横顔をひたすら眺めていた。
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かな - いつも楽しく読ませて貰ってます。毎日忙しいのに更新してくれてありがとう。これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月18日 17時) (
レス) id: 4b53c96ca7 (このIDを非表示/違反報告)
r030559(プロフ) - 更新楽しみにしてます！五人復活までの心の拠り所に勝手にさせてもらってます(汗) (2018年5月13日 9時) (レス) id: 79ae1c58cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜奈 | 作成日時：2018年5月9日 18時
