Crazy Love60 ページ11
--YOU--
ゆっくりと体をあげると大きな紙袋を抱えたG-DRAGONがリビングに入ってきた。
G "ただいま。ん？寝てたの？"
Y "おかえり。うん。知らない間に寝てた。"
G "あ。ハイこれ。あげる"
Y "なにこれ。"
G-DRAGONが渡してきたのは白い箱。
中を開けると白で星型のスタッズがついた高めのピンヒールのパンプス。
ジミーチュウの新作だ。
G "あの靴じゃ帰れないでしょ？"
Y "そうだけど、こんな高いのもらえない。"
G "俺の買いに行ったついでにそーいえばと思って買っただけだから。それにいい靴履いてるとその靴が幸せなとこに連れて行ってくれるんだってさ。"
そんなキザな事をいいながらパンプスを私に履かせる。私はソファーに座ってるわけでそうなるとG-DRAGONは必然的にひざまづく格好になる。
Y "こんな事G-DRAGONにさせたって言ったら世界のファンたちに怒られる。それに…そう言うことは彼女にしなよ。"
すこし恥ずかしくなり手のひらで口元を隠すと上目遣いで"へ？"なんて聞いてくる。
絶対この男確信犯だ。
G "明後日から日本でしょ？せいぜい足手まといになるなよ。あくまでサポートに行くんだから"
なんてさっきのぶりっ子は消えてまたいつものG-DRAGONでそんなこと言ってくる。
Y "何？そんなこと言って寂しいの？"
G "寂しいって言ったら？"
Y "馬鹿か。寂しくないくせに。"
G "調子戻ったじゃん。"
Y "日本行くの推したのあんたでしょ？それってスンリの事があるから？それで私に気を使ったの？"
G "ん？なんのこと？ただ日本で元々やってたしわからない奴が行くよりレイが行った方がいいと思ったから言っただけだけど？"
すっとぼけながらそんなことさらっと言えてしまうG-DRAGONが羨ましくもなった。
甘えてばかりじゃいけないね。
私も強くならなきゃ。
でももう少しだけ今日はその優しさに甘えさせて。
明日にはいつもの私に戻るから。
G "あ！8月18日空けといて。"
Y "は？なんで。"
G "俺のバースデーパーティー。来てね。"
Y "は？めんどくさそう。行かないよ。"
G "待ってる"
Y "なんで私g "待ってるからね。""
有無を言わせない彼に折れるしかなかった。
あと２週間後彼の誕生日。
手帳に印をつけた。
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かな - いつも楽しく読ませて貰ってます。毎日忙しいのに更新してくれてありがとう。これからも更新楽しみにしてます。 (2018年5月18日 17時) (
レス) id: 4b53c96ca7 (このIDを非表示/違反報告)
r030559(プロフ) - 更新楽しみにしてます！五人復活までの心の拠り所に勝手にさせてもらってます(汗) (2018年5月13日 9時) (レス) id: 79ae1c58cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜奈 | 作成日時：2018年5月9日 18時
