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理｢ははっ…Aほんま弱すぎ笑｣
｢…もう〜！悔しい！待ってもう1回！｣
理｢また絶対俺勝つで笑｣
｢…次は負けないもん！｣
なんて、負けず嫌いな私はただのゲームですら
こんなにも本気になっちゃって。
理｢A、元気になったみたいで良かった｣
そう言いながら私の頭を優しく撫でる。
やめて、そんな優しい瞳で見つめられたら涙が出そうになる。
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ゲームが一段落した後、
｢…ちょっ、、｣
突然後ろから手が回ってきた。
｢…理人、？｣
理｢さっき…A俺のこと無自覚って言いよったけど｣
｢…え？｣
理｢Aやって無自覚やよ？｣
｢…どこが、？｣
理｢告白はされとらんやろうけど、俺と付き合っとるのに色んな男からモテてるとことか｣
｢嘘だよ、そんなの聞いたことない｣
理｢おん、やって俺がAは俺のやってめちゃくちゃ威嚇しとるから当たり前。｣
｢…何それ、そんなの知らない｣
理｢やってそんなの好きな人にバレたらダサいやん。やから今まで黙っとったけど、もう言ってもええかーって｣
…理人は私の不安をとっくに察知していたのかな、
｢…理人はどうやって威嚇してたの、？｣
理｢え？何でそんなこと聞くん笑｣
｢私も理人のこと好きな女の子…威嚇したいから、｣
理｢じゃあちょっと俺に1回やってみ、その威嚇｣
｢…シャー、｣
私はガオーのポーズをしながらそう小さく呟いた。
理｢…そんな可愛い威嚇じゃ全然威嚇になっとらんのやけど笑｣
なんて言いながら理人は手を叩いて笑っている。
｢…ちょっと、私本気なんだけど、！｣
理｢…ごめんごめん笑 可愛すぎて、つい笑｣
｢…もう〜//｣
俺以外の男がおる前でその威嚇やったら許さんからな、
耳元で聞こえたその声は私の頬をボッと赤く染めた。
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理｢なーAさーん｣
｢…なーに、｣
理｢今日母さんと父さん外でご飯食べてくるから帰り遅いんやって｣
｢…そうなんだ｣
理｢てことは、しばらくこの家には俺らだけやで？｣
｢…お姉ちゃんは？｣
理｢彼氏ん家泊まるんやって｣
｢…そっか｣
理｢そっかやなくて、ちょ…こっち向いて｣
強制的に理人と向き合う形にされた。
｢…んっ、｣
途端に視界が彼でいっぱいになる。
段々力が抜けていって
理人に身を委ねる形になりながらも、それに応える私。
理｢これから俺がどれだけAのこと好きか
自覚させてあげる｣
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作者名：湊 x他1人 | 作成日時：2022年6月5日 0時
