卒業アルバム（理人） ページ11
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付き合い始めて早3年。
もうお互い24になるし、
そろそろ結婚も…なんて2人の未来を見据える頃。
最近、彼の方から同棲しようと言ってくれた。
だから今は理人の家に来て一緒に荷造りをしている最中
｢ねぇ〜この教科書懐かしい！理人のとこもこれ使ってたんだね｣
理｢それさー、多分俺めっちゃ落書きしとるわ笑｣
｢それ…見てもいいやつ？笑｣
理｢多分そんなやばいやつは描いとらんから大丈夫やで笑｣
そう言われて私が開いたのは彼の日本史の教科書。
昔からすごく絵は上手いと感じていたけど
ちょっとこれじゃ昔の偉人の方が可哀想なレベルで
落書きがお上手だよ、あなた
｢…ふふっ、何これ…おかしい笑｣
理｢Aはせんかったん？教科書に落書き｣
｢え〜？私は誰かさんと違ってちゃんと授業聞いてたもーん｣
理｢俺やってちゃんと聞いとったし笑｣
ふと視線の先にあるものに気がつく。
｢…あ、これ…卒アル？｣
理｢おーこんなとこにあったか、俺の卒アル｣
｢…これも、私見ていいやつ？｣
理｢さっきから何で毎回そんなこと聞くん笑｣
…そんな理由、1つしかないよ。
私と出会う前の理人のことを知るのが怖いから。
…元カノとか、元カノとか…元カノとか。
｢…ううん、何でもない…あ、中開いてもいい、？｣
理｢おん、ええよ〜｣
中を開けば個人写真のページがあって、
｢…え、これ理人、、？｣
理｢うわ、ははっ…懐かしすぎる俺そういやこん時坊主やったわ笑｣
｢待って…すごくかっこいいんだけど｣
理｢え、これが？笑 俺坊主やで？笑｣
｢何か…旦那さんの卒アル見てるみたい、｣
理｢…ん、どゆこと？｣
｢…将来この写真見てさ…見て昔のパパ、かっこいいでしょ？とか…子供に言ってみたいな…なんて、笑｣
理｢…何それ、A可愛すぎやろ｣
｢…え？｣
理｢Aの将来に当たり前に俺がおることが嬉しすぎて、今めっちゃ幸せやわ、俺｣
そう言うと理人は私のことを強く抱き締めた。
｢…当たり前だよ、だって大好きだもん｣
理｢…ははっ、照れるなそれ笑｣
｢理人は？私のこと好き？｣
理｢そんなん聞かんでも分かるやろ笑｣
｢言ってくれないと分かりませんーー｣
理｢愛してんで、Aのこと｣
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卒アルのクラスページ
｢大好きな人と結婚して子供も出来て、末永く幸せに暮らすこと！それが俺の夢！ 池��理人｣
その夢、叶えるのは私がいいな。
ファンサマシーン（京介）→←先生になんてならないで （柾哉）
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作者名：湊 x他1人 | 作成日時：2022年6月5日 0時
