６話．人間ではない ページ8
・・・
美月の言葉に大広間はシンと静まりかえった。
美月「親戚たちは神流を引き取ろうとしましたが元主の世話係だった私が育てることになりました。それが約束なので。」
彼女の言葉の重さから赤ん坊を一人で育てようとする覚悟が感じられる。
だが、
五月雨「ん？元主の世話係？待て？アンタ、若々しい見た目なのに結構な年なのか？」
石切丸「主、気づかなかったのかい？」
青江「彼女は人間ではないよ。」
五月雨「！？」
五月雨は石切丸たちの言葉に驚いて美月を凝視する。
数珠丸「彼女は私たち刀剣男士と同じ物に宿る付喪神ですよ。」
五月雨「付喪神・・・！？」
美月はニコッと笑いながら赤ん坊が眠っているバスケットから一枚の鏡を出した。
美月「皆さまの仰るとおり。私はこの鏡に宿る付喪神・泡沫水月と申します。」
美月が鏡を五月雨に渡すと目を閉じて両手を祈るように握ると鏡が光り出した。
鏡が光り出すと彼女の姿は何処にもなかった。
五月雨「あれ？」
美月『鏡を見てください。』
美月の声が聞こえ鏡を見ると五月雨や覗いている男士たちを映さず美月の姿を映していた。
美月『ふふっ！』
悪戯っ子のような笑みを浮かべた後にまた鏡が光り出す。
赤ん坊の隣にはいつの間か美月がそこにいた。
美月「まぁ、私は人間の身になって現世を生きてきましたから霊力のある人でも付喪神だってバレませんよ？」
彼女の正体に五月雨は呆然としていた。
一期「ですが、政府は貴方の正体を知って一緒に住むことを許可をしたのですか？」
美月「いえ。私の正体は知られていません。ある協力者のおかげですから。」
切国「協力者？」
美月「内緒です。」
美月が人差し指を唇に近づけウインクをすると男士たちが悶えた。←
五月雨(政府は面倒な奴を送ったな。)
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もち明太子 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年7月20日 7時) (
レス) @page7 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
たけち - 続きが気になります (2020年1月21日 0時) (携帯から) (レス) id: 06009c9279 (このIDを非表示/違反報告)
うさＰ - 何かリクエストまたは質問があれば書いてください！ (2020年1月6日 15時) (レス) id: cf22f81012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさP | 作成日時：2019年3月26日 21時
