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3話.番傘をさす者 ページ5

・・・




五月雨たちが驚きの声をあげてから数分後。




買い出しに行っていた燭台切たちは傘をさして本丸まで歩いていた。








燭台切「結構良いものが手に入って良かったね。」








日本号「雨じゃなければもっと楽に運べてたんだけどな。」






堀川「洗濯も干せないですし・・・」








薬研「外が雨だから信濃たちがつまらなさそうに中で遊んでるだろうな。ん?」







薬研が何かに気付き声を出してしまう。







日本号「どうした?」







薬研「あそこに人が歩いているな。」







薬研が指を指した方向を見ると番傘をさして歩く人の後ろ姿。







燭台切「ここに人が通るの珍しいね。」







堀川「あの方向って僕らの本丸ですよね?」







薬研「客人か?」







すると、その人から球体が落ち転がっていった。







燭台切「あ!」







燭台切が落ちたものを拾う。







堀川「それは・・・鞠ですね。」






燭台切「あの!これ落としましたよ!」








声をかけるとその人物が振り向いた。








その人物の姿に燭台切たちは固まってしまった。






サラサラの長い髪に透き通った空の瞳、滑らかそうな白い肌、潤った桜色の唇、優しげな雰囲気。







とても美しい女性に見惚れていた。






?「あ、落としちゃった!ごめんなさい。ありがとうございます!」






透き通った声で四人に近づき謝る。






燭台切「い、いえ!」







燭台切は照れながら鞠を女性に渡す。






?「あれ?もしかして、五月雨様の所の刀剣男士たちですか?」






堀川「五月雨って・・・主さんのこと?」







薬研「大将になにか用か?」






?「私、五月雨様たちの本丸でお世話になる者なのですが。」






日本号「そういえば、政府からの指令でそういうこと言ってたな。」






燭台切「え!?今日だったの!?」






燭台切が驚き自分の主の不手際なところに頭を抑えていた。







?「もしよかったら、一緒に行きませんか?この子もそろそろ起きそうなので。」






堀川「この子?」







女性が下を向く。







女性の番傘を持っていない方の手には・・・







大きなバスケットの中で穏やかな顔で眠っている赤ちゃんがいた。





赤ちゃんのお腹の上には綺麗な鏡がきらりと輝いていた。

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もち明太子 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年7月20日 7時) (レス) @page7 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
たけち - 続きが気になります (2020年1月21日 0時) (携帯から) (レス) id: 06009c9279 (このIDを非表示/違反報告)
うさP - 何かリクエストまたは質問があれば書いてください! (2020年1月6日 15時) (レス) id: cf22f81012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさP | 作成日時:2019年3月26日 21時

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