４２話 ページ4
花「そりゃあ、めっちゃジンジン痛んで
赤くなるだろ…………あっ！」
『そうです。という事で、ゆいと佐藤さん。
手見せてくれませんか？』
ゆ「う、うん。」
佐「…………」
『佐藤さん、どうしたんです？黙り込んで。
何か後ろめたい事でも？』
佐「な、無いわよそんなの！………判ったわよ、
出せば良いんでしょ出せば！！」
そう言って出された手は………
ゆいの真っ白で綺麗な手とは違い
片手だけが全体的に赤くなったものだった。
『わぁ、佐藤さんの右手、真っ赤ですね！
左手は綺麗な白色ですが………大丈夫ですか？』
佐「な、何よ。言っておくけどこんなの私が
自作自演したって証拠にはならないわよ？」
『俺、貴女が自作自演したなんて云ってない
ですよ？………まあ良いです。二つ目に
いきましょう。
──お二人は何利きですか？せーのでどうぞ。
いきますよ、せーの！』
ゆ・佐「「左利き/右利き！」」
『おや？佐藤さんが叩かれたと云うのは左頬。
只でさえ力の弱いゆいが利き手じゃない右手で
叩いて彼女の頬を赤く出来るでしょうか？』
佐「う、嘘かもしれないじゃない！」
『…………及川さん、ゆいが記録している時、
ペンはどちらの手で持ってますか？』
及「……左手だよ。」
『では、ゆいのクラスメイトである霧崎さん。
彼女、体力テストの時ボールはどちらの手で
投げてましたか？』
霧「え！？えっと、左手だったと思います。」
『利き手が佐藤さんの云う通りに右だったら、
彼女は普段左手ばかり使わない、
否、使えないはずです。
仮に両利きだったとして、普段左手だけしか
使っていないのも不自然ですし、叩く時だけ
右手……というのも無理があります。
普通、両利きは書く時の手と運動する時の
手が違うか、またはどちらとも使いやすい方の
手を遣うか、の二択なんですよ。
必ず力や癖に多少の偏りがありますから。
無理矢理使いにくい方にするとしても、
よっぽどじゃない限り普段使うのは右手。
じゃないと色々不便ですから。
…………もう解りましたよね？彼女は左利き
なんですよ。
他にもまだ不審な点がありますが、
そろそろ真実を話した方が身の為では？』
彼女は頭の回転が良くない。
だからこの推理の穴に気づくことなく
佐「………そうよ、これは私の自作自演！！」
俺の言葉に誘導される。
ああ、莫迦だなぁ。
本当に最高だよ。
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( ˙˘˙ ) - 更新待ってます！ (2021年12月8日 22時) (
レス) @page9 id: 10ad70f45a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - いまづきさん» 更新が遅くなってしまってすみません。ならびに、楽しみにしてくださっていたのに、更新停止という結果になってしまい、本当に申し訳ございませんでした。多分最後になりますが、４７話を是非楽しんで下さい！この作品を楽しんでいただき、ありがとうございました！！ (2018年3月27日 18時) (レス) id: 7a7d876d99 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - しろさん» そう言っていただけて光栄です！更新はできなくなりますが、応援ありがとうございます！！この作品を読んで下さりありがとうございました。 (2018年3月27日 18時) (レス) id: 7a7d876d99 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 美玲さん» ありがとうございます！これから高校生になって忙しくなるので、更新は申し訳ありませんが停止させていただきます。この作品を見て下さりありがとうございました！！ (2018年3月27日 18時) (レス) id: 7a7d876d99 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く再新待ってます！ (2018年3月18日 22時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2017年9月27日 21時
