Smiley (ページ36)

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さんじゅうごページ36

洲｢藍さん！！いつになったら彼氏作るんですか！｣
『ええ？もう三十路やでわたし』
石｢俺らもですよ｣
山｢なんなら歳俺らのが上ですしね｣
『そうやねん、みんなタメで話してくれてええのになあ？』
新｢いやいやいやめっちゃ先輩ですからね一応｣
『一応て』

しょーもないことでゲラゲラ笑って何回も乾杯する。
絶対酔うてきてるなこれ。

『…山田くんそんな飲んでない？』
山｢そんなことないっすよ飲んでます。｣
『そっか？』
洲｢あっ藍さん、こいつどうっすか？｣
『どうとは』
洲｢恋人候補に｣
山｢何言うてんねん｣
『え～こんな男前悪いわあ』
石｢いやいや姉さん美人ですよ｣
『あっほんまですかありがとうございます』

自然と頬が緩む。顔も熱いから酔ってきてる証拠。
山田くんの顔みてたらパチッと目が合って反らされてしまった。

『ほら洲崎くん、相方困ってるで』
山｢いや困ってないです！｣
『ほんまにい？』
山｢…とりあえず、僕のことは名前で呼んでくださいよ｣
新｢お、ええやん｣
『え～？健人って？』
山｢…はい、｣
『じゃあ健人。』

そう言うと洲崎くんとにーやんがハイタッチしてて、石井くんもなんかにこにこしてて、本格的にこいつら酔ってんなって思った。

気づけば2時間くらい飲んでるから、もう帰るで！とお開きの号令を出すとうだうだ文句を言われた。

『ほらええから。さや香明日早い言うてたやん』
石｢また行きましょね？｣
『いくいく。』
洲｢絶対ですよ！！｣

念押しされてまで言うことじゃないのにな、と思いつつお会計を済ませて店を出る。