君が好きだから【美風藍】 (ページ39)

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第３０１話【君ってやっぱり】ページ39

藍side

今日は学校のテスト週間が終わったから学校まで香澄を迎えに行って一緒に帰ってきている。

藍「テストどうだった？」

夢「うん、結構出来たよ」

藍「そう、数学は？」

夢「…うーん、多分大丈夫」

藍「多分って…」

呆れたように言う僕から目を逸らす香澄

藍「まあ、結果は結果だからちゃんと受け入れなよ」

夢「はい…」

＿＿＿

そしてテストが返ってきたみたいだ。

藍「どうだった？」

夢「良かったよ」

藍「数学は？」

夢「うん！
藍君が教えてくれたところあってたよ！」

藍「そう、良かったね」

夢「うん」

二人でゆっくりと歩いていた。

藍「あとは
オーデションの練習とかになるの？」

夢「うん、歌とかは結構上手くいってるよ」

藍「香澄は感受性もあるんじゃない？
人の喜びとか悲しみとか分かってくれるし、
一緒に笑ったり、泣いたりする」

夢「本当に？
うふふ、なんか嬉しい。藍君といるだけで私は笑える気がする」

ふわっと優しい笑顔の香澄

藍「君は本当に素直だね」

僕達はいつもの帰り道を
ゆっくり歩いて帰った＿＿