第２０９話【ふたりの時間】 ページ37
香澄side
朝
目覚めて目を開ける。
すると藍君の寝顔。
⋯藍君って、本当に綺麗だなぁ
まつ毛長いし、顔立ちも整ってるし
肌が綺麗だし⋯羨ましい
すると
目を閉じたままの藍君が
藍「香澄、視線が痛い」
夢「え⋯？」
ゆっくりと目を開ける。
夢「まさか、起きてたの？！」
藍「うん、香澄が起きる前からね」
夢「！⋯えっ、嘘⋯」
見てたことバレてた⋯
⋯恥ずかしい
そんな事を思っている。
藍君が着替えるらしいから
私は部屋から出た。
＿＿＿
私はキッチンに行き朝食を作った。
そして着替え終わった藍君が来る。
テーブルの上にはご飯、味噌汁
鮭焼き、サラダがおく。
藍君が椅子に座る。
鮭焼きを食べた。
夢「どう？」
藍「美味しい⋯」
夢「良かった」
藍「鮭ってこんなに美味しかったっけ⋯」
私も鮭を食べた。
藍「香澄が奥さんになったら
毎日美味しい料理で幸せかもね」
とくん
夢「し、幸せにしますよ！」
ドキドキ
藍「そういうセリフは男が言うものだよ」
ドキドキと胸が鳴る。
夢「！⋯そうなの⋯」
藍君の言葉に胸が高鳴り
気付かれないようにする。
藍「そうだよ」
私は藍君から目を逸らした。
＿＿＿
そして寮に帰るころ。
夢「それじゃあ、私帰るね」
私はそう言って振り向く。
その時後ろから抱きしめられた。
藍「もう少しこのままでいさせて」
コクンと頷く。
しばらくしてゆっくりと離れた。
夢「仕事頑張ってね」
藍「うん、香澄も勉強頑張って」
夢「うん」
＿＿＿＿
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年7月23日 12時
