君が好きだから【美風藍】 (ページ20)

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第１０３話【ダブルデート】ページ20

香澄side

日曜日

どうしよう…藍君にダブルデートだって伝えられないまま当日になっちゃった…。

遊園地が待ち合わせ場所。

藍「お待たせ香澄…でなんで嶺二がいるの」

嶺「どういうことなの？」

私は藍君、春歌は寿先輩を見た。

夢「ごめん、言うタイミング逃しちゃって
春歌に頼まれて寿先輩と二人は恥ずかしいって
だから…」

藍「そっか、仕方ないね。香澄と二人っきりかと思って楽しみだったんだけど今日は我慢するよ」

夢「ごめんね…でもありがとう」

藍「良いよ」

春歌と寿先輩も話をして一緒に行くことになった。

そして四人で遊園地をまわっている。

そして遊んだ後昼ご飯。

シーン

春歌と寿先輩が全然会話をしていない。

私達は二人を見守っていると

嶺「春歌、それ美味しそうちょうだい」

夢「(あ～寿先輩、片言だよ)」

春「は！はい、どうぞ…///」

と春歌はケーキを丸ごとあげた。

むぐっと苦しそうにしている寿先輩。

夢「春歌、それはちょっと
大きすぎじゃない？」

春「ごめんなさっ＿」

その時春歌の手がコップにあたり飲み物が零れた。

ばしゃ

春「！ご、ごめんなさい！今すぐ拭きます！」

嶺「僕は良い春歌のほうが濡れてる先に」

自然と寿先輩の手が春歌のももに触れている
その時春歌の顔が一瞬で赤くなり

春「さ…触らないでくださいっ！！」

…

嶺「…ごめん、ちょっと洗面所に行ってくる」

夢「わ、私タオルもらってくるね」
＿＿＿

春「どうしよ…。私、寿先輩を傷付けちゃった…もうやだ…」

ぱっ

春「もう、やだよ…帰りたい」

その時、春歌は嶺二が戻って来ていた事を知らなかった。

その時タオルをもらって来た香澄がいたから
嶺二はなにも言わず香澄の腕を引っ張るなり連れ出した。

夢「ちょ…寿先輩！」
＿＿＿

藍「そんな心配することないんじゃないの？
それに、嶺二って単純だからきっと誤解してるよ。だから自分の気持ち正直に話しなよ」

春「でも、恥ずかしいですよ…めんどくさいって思われてしまうかもしれないですし…」

藍「そんなことでめんどくさがる男だったら
嶺二はそれまでの男だったって事だよ。大丈夫、話せば嶺二もちゃんと分かってくれるから」

春「！…はい、ありがとうございます」

藍「それにしても嶺二も香澄も戻ってくるの遅くない…？」

＿＿＿＿

夢「寿先輩！春歌の所にもどりましょうよ！せっかく好きな人と来てるのに！」

嶺「僕…春歌に好きだって想われてる
自信がない…」