続き ページ9
「あの・・・broooock?」
「...」
「怒ってる?」
「...」
さっきからずっとこの調子だ
あれから直ぐにバレて、無理やり連れ出されて店を出たからというもの、会話のひとつもない
それもそのはず
実はこの合コンへの参加理由は人数合わせなどではなく、俺が女子への苦手意識を無くすために参加したものだった
それを俺の友人から聞いた時のbroooockはめちゃくちゃ怖かった
「シャークんさぁ」
急に話しかけられてビクンと肩が跳ねる
俺の少し前を歩いてるbroooockの顔は見えないがいい顔ではないのは確かで、
「な、に?」
「君の恋人、誰?」
「へ?」
予想してなかった質問に気の抜けた返事しか出来ない
返事と言っても、ただ気の抜けた声が出ただけなのだが
答えるのが遅い俺に苛立ちを隠そうともしないbroooockは立ち止まり俺を振り返る
「誰かって聞いてんの」
いつも真っ直ぐ見つめてくる深い青色の瞳、だが今日はいつもと違う意味でドキリとする
「broooock、です」
「だよね」
「はい...」
「じゃあさ、別に女の子に慣れようとしなくてもいいんじゃない?なんの為に慣れるの?シャークん普通に話すことくらいはできるよね。何をする為に慣れる必要があるの??」
「え、と...」
「シャークん」
「っはい」
「僕許さないからね」
ニコッと笑うbroooockを見て、俺は命の危機を察したのだった
──────
────
broooockに「泊めて」と言われ、常識的に考えて断れる状況じゃない俺は彼と2人、自分の家に帰ってきた
「ただいまー」
誰もいない部屋に向かって言うがもちろん返事はない
いくら怒ってると言え常識のあるbroooockだからお邪魔しますと小さく言っていた
「えと...broooock?」
「何」
「ベットひとつしかなくて、え、とbroooockソファかベッドどっちがいい?」
「...とりあえずさぁ、お風呂はいってきなよ」
「え、うん?」
「僕もう無帰り来る前に自分家で済ませてるから」
目で早く行けと合図される
わかった、そう返事していそいそと脱衣場まで言って服を脱ぐ
鏡に映った自分の体は悲しいくらい筋肉がなくて、男らしくない
オマケに首や鎖骨、胸あたりに赤い印
broooockの独占欲が滲み出てるが、嬉しい
「...何考えてんだおれ!はぁ、早く入ろ」
いつもよりゆっくり体を洗う
俺なりに時間稼ぎをしてるつもりだがそんなの意味ないわけで、ものの15分で終わってしまう
「あがった〜...」
リビングにいるであろうbroooockに声をかける、と、
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小学生の腐女子ぽてと君 - リクエストいいですか?シャークん総受けみたいです! (2021年12月25日 15時) (レス) id: 05004aff23 (このIDを非表示/違反報告)
コーラを愛した一般人 - リクエストなんですがきんときさんとスマイルさんが仕掛け人でシャークんさんに向かってシャークんさんを取り合うドッキリをして欲しいです...!語彙力なくてすみません... (2021年8月13日 15時) (レス) id: 47b198d1cb (このIDを非表示/違反報告)
dark sky(プロフ) - リクエストいいですかね……?なんかめっちゃドSなNakamuさんがシャークんさんを攻める(nkshk)が見たいです。 (2020年3月24日 21時) (レス) id: 285967a799 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - そなたさん» ありがとうございます!!あぁもう励み・・・・・・。リクエスト了解しました!! (2020年3月17日 20時) (レス) id: ffcd98ff6a (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - dark skyさん» おぅおぅハマってけ〜?笑笑 (2020年3月17日 20時) (レス) id: ffcd98ff6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作成日時:2019年9月28日 23時