シャケ右詰め短編集 に！

続き ページ4

「知ってる？シャークん。五感のうち1つでも失ったらもっと気持ちよくなれるんだって」
「っだから、なんですか」
「ふふっ、強情････。いっぱい気持ちよくなろうね」

語尾にハートでも着きそうな軽いTつぐさんの声が耳元をくすぐる

「ひぁっ、」

思わず出てしまった声に急いで口元を抑えるがもう遅いことは分かってる
羞恥心で、おかしくなってしまいそう
次はどこに何をされるのか分からない不安で心臓が押しつぶされそうになる
そもそも、悲しいことに女の人とも付き合ったことなんてないのにましてや男とだなんて
それも信じてた友達と尊敬してる人生の先輩
考えただけで胃が痛くなる

「まぁまぁ・・・とりあえず最初は俺だからね」
「くっそ！、」
「暴れない暴れない。まぁ無理はないんだけどね」

ケラケラ笑う声が聞こえたと思えば唇にふにっと柔らかい感触
また、キスされた

「Tつぐさｯ････あっ」

言葉をなげかけるために口を開ければ待ってましたと舌を入れられ上顎をなぞられる
Tつぐさんと俺の舌が当たった時のヌルッとした感触が気持ち悪いはずなのに、たったキスだけで思考が蕩ける
酸素を求めて口を大きめに開くが角度をかけてまたキスをされるため息継ぎが許されない
だんだん頭がクラクラしてきて、何も考えれない
何も考えたくない
このままこのままTつぐさんに身を委ねるのもありかもしれない････
そう思った時、やっと口を離してもらえた

「ん････。蕩けちゃってシャークんかぁわい」
「はっ、はぁ････んｯ」

口から垂れてたどちらのかも分からない唾液を袖で拭き取り息を整えるのに集中する
心臓がバクバクしてうるさい

「ズボン、下ろすからね」

俺の返事は聞かずに、ベルトがないズボンはあっけなく簡単に足首までずらされた
こんな恥ずかしい姿、見られたくないのに
まとわりつく2人の視線は逸れることを知らない

「まじでやるの…？」
「さっきからうるさいなぁ」

Tつぐさんが近づいてくる気配のすぐあとで、またキスされる
なんか、それされると気持ちよくなっちゃって、嫌い
何も考えれなくなる
抵抗の意思で入り込んできた舌を軽く噛んでやる

「いったぁ・・・あーあ、もう俺今ので怒ったからね。シャークん悪い子」
「ひっ、あっ や、ぁ」

がしりと自分のを握られて直接的な急な気持ちよさに思わず身もだえる
気持ちよさと混乱に板挟みにされて頭が真っ白になった




ラフさんすみません！
取り合いじゃないですね...

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