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「じゃあ、またね、シャークん」
「はい。わざわざ家までありがとうございました。また遊びましょう!」
「あーうん。・・・なんなあれみたいだね」
「あれ?」
「帰り際の、カップル」
「ふぇッ」

急なことを言ってきたTつぐさんに本日2度目の情けない声

「な、何言って、おれら男で、えっ、」
「ははっ、シャークんかぁわい」
「っ!!だからぁ〜!」

顔が真っ赤なのが自分でもわかる
こういう恥ずかしいこと恥ずかしげもなく言えるから、この人は・・・・

「シャークん!!」

俺を呼ぶ声が、聞こえた
聞きなれたきりやんの声
咄嗟にTつぐさんの後ろに隠れる
この遅刻魔め、という意味で隠れたのだが、思いのほか悲しそうな顔をするから胸が痛む

「・・・・きりやんじゃーん」
「・・・・どうも、Tつぐさん」
「シャークんとの約束ブッチしてまでなんか大事な用があったの?」
「Tつぐさんには関係ないですよ」
「言うね〜」

二人とも、顔こそ笑顔だがバチバチ火花が飛んでるように思える
通りすがりのおばあちゃんもオロオロしてこっちを見てるし・・・・

「あの・・・・とりあえず二人とも俺ん家入りません?」

近所迷惑になっても困るので無理やり2人を家に入れた
両親は海外主張のため家にいない
兄ちゃんは今の時間なら休日だし、バイトのはずだ

「きりやん。Tつぐさん俺の部屋に案内して」
「りょ。こっちですTつぐさん。」

きりやんとTつぐさんが2階に上がるのを見届けて俺はキッチンで飲み物の用意をする
きりやんは確かコーヒー好きだったよな、甘いの
Tつぐさんは・・・・何が好きだろう

「・・・・水でいっか」

最終的にそんな考えになって水2つとコーヒーひとつをお盆において持っていく

「お待たせ〜」

足でドアを開けて部屋に入るとやんわりとTつぐさんに後ろから抱きしめられる

「へ?え、ちょ・・・・」

落としそうになるお盆を落ちる前にきりやんが俺の手から優しく奪い、机の上に置く

「え・・・・何」
「いやー俺ら考えたんだよね。どっちが君にふさわしいか」
「は?Tつぐさん冗談キツイ・・・・」
「冗談でこんなこと言わないよ」

瞬間、頭が真っ白になった
自分の置かれてる状況が理解できなくて、いや、頭が理解したくないだけかもしれない
キスを、されていた
触れるだけの優しいキスを

「鈍感」
「え、・・・・えぇえ!?は、ちょTつぐさん!」
「どうしたの?」
「なッ、えぇ、え、夢?」
「違うよシャークん」
「ですよね」

どうせなら夢がよかった

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小学生の腐女子ぽてと君 - リクエストいいですか?シャークん総受けみたいです! (2021年12月25日 15時) (レス) id: 05004aff23 (このIDを非表示/違反報告)
コーラを愛した一般人 - リクエストなんですがきんときさんとスマイルさんが仕掛け人でシャークんさんに向かってシャークんさんを取り合うドッキリをして欲しいです...!語彙力なくてすみません... (2021年8月13日 15時) (レス) id: 47b198d1cb (このIDを非表示/違反報告)
dark sky(プロフ) - リクエストいいですかね……?なんかめっちゃドSなNakamuさんがシャークんさんを攻める(nkshk)が見たいです。 (2020年3月24日 21時) (レス) id: 285967a799 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - そなたさん» ありがとうございます!!あぁもう励み・・・・・・。リクエスト了解しました!! (2020年3月17日 20時) (レス) id: ffcd98ff6a (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - dark skyさん» おぅおぅハマってけ〜?笑笑 (2020年3月17日 20時) (レス) id: ffcd98ff6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2019年9月28日 23時

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