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Quatre-cent-quatre-vingt-dix ページ9

「『君だろ?、散々僕の事嗅ぎ回っている表の死神って』」

『...さぁ?』

「『ははっ、生徒の前じゃ秘密事項だったかな?』」



本来なら今は拠点の方でえりなちゃんを任せた筈だったんだけど、本当に自由と言うべきか
何か思うところがあってやっているのか

ちょっと判断が難しい


すると



「『才波さんは表で暴れちゃったのにさ
僕だけ何もしてないのってつまんないじゃん?
遠月にまで潜り込んで』」

「才波って....アンタ何か知ってんのか!」

「え、遠月に潜り込んだ?」


やばい
生徒いる前でどんどん暴露始めちゃった
今のところ、鈴木先生=アサヒさんを知っている遠月の生徒は幸平と田所さんだけだったろうに



「『え、知らない感じ?
散々十傑が探してたノワールのサイバって人
昨日まで鈴木先生でここにいたじゃん』」

「何!?」



...やっちゃった
マジで何しに来たんだ



ーーーーーーーーーーーーーー
[Hayama side]


鈴木先生の正体が...
俺らが散々探していた才波朝陽だと?

少しばかり驚き、そして
そんな人物を遠月に入れちまった事実に反省するが
それだけじゃない


「おい、A...
お前知ってたのか?」

「!...そうだ、黒翔先輩兄だと...」



アルディーニも聞いてくる

鈴木講師はサイバアサヒ
そしてAの兄貴って事は...
コイツ、その事隠してやがったのか?

Aを問い詰めても
警戒したまま何も答えねぇ

しかし、
それを聞いた目の前のノワールが逆に答えやがる



「『ま、だからキミちょくちょく僕の事探してたんだろ?
オニーサンがマジでノワールのトップなのか
ちょうどいい事に、遠月から調べろって言われてたみたいだしね!』」

『...模倣犯で撹乱した癖に、よく言うよ』

「『あは、そっちの方が面白いじゃん』」



そう言うことか
つまり、何らかの事情でAは兄貴がノワールと感づき、俺達が探してる食戟事件の犯人か確認する為
一人で調べてやがった、と


これで、十傑の連中から向いていた疑いの目は晴れそうだ



「『ま、そんな事は置いといて!』」



ようやく整理できたって言うのに
ニヤニヤと笑いやがるコイツ



「『探されてた僕がわざわざ何で此処に来たのかっていうとー、勝負しようよ!』」

「!、ノワールってのは全員そんなに勝負ふっかけて来んのかよ」

「『いや違う違う、生徒の第一席に興味はなくて』」



唯一鈴木先生、
いやサイバから勝負をふっかけられた幸平
だが、ノワールのコイツはそれを否定して



「『死神同士
どっちがその名前にふさわしいか、をさ』」

『...』


Aの方に指を向けた

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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