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Quatre-cent-quatre-vingt-cinq ページ4

(Continue Rio side)


「なぁえりな姫?
俺と料理勝負して、もし俺が勝ったなら
俺の妻になる事を誓ってくれ


この数か月…遠月学園を中から見て思った
アンタ程の女が、こんなところにいるなんてもったいない
俺と一緒になった方が幸せってもんだぜ?」




極めつけはこの言葉

私が聞いてやって、と言った手前なんですが
なんとなくこの先の展開が読めましたわね

勝手に食戟を使い、全国を荒らし
まさかの張本人が偽称して乗り込んできた
そして試験中に関わらず攫い、遠月を貶す発言の数々
その癖にプロポーズと



まぁ。私は遠月第一と言うわけではありませんから
気にしませんが、総帥たる彼女は勿論…



「もう一つ聞きます
貴方、弟の黒翔講師の事はどう考えているのです」



あら、意外な所で出てきましたわね
Aさん



すると




「だからこそ、俺が姫と結婚する必要があるんじゃん?」

「は?」



当然、と笑い
喋りだす



「聞いたぜ?、アイツが味を失くしたわけ」

「…」

「アイツはもう気にしてねぇみたいだけどさ
…家族の意見は?」

「…ッ!」



…少し雰囲気が悪い



「ガキの頃離れて、ようやく見つけたと思えば
料理人にとって大事な物を失くされた
いやー、キレたよ俺」

「(それがなければ、貴方そもそもAさんと会わなかったでしょうに)」

「だから、俺がえりな姫と将来を誓って
アイツの環境を整えてやればいいじゃん!」



「『…』」



なんというか…
弟離れできていない兄、の構図ですわね

一方えりなさんは一度
Aさん本人から「当事者の僕の意見を聞いてほしい」と言われてますからね



どうするのか、とみていれば



「いい加減になさい!!」



盛大な喝が飛びましたわ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you



「十傑特製焼きそば
お待たせしませーーん!!」



アリスちゃんのかわいらしい声が飛ぶ



「4人なんだけど、席あいてます?」

「はい!、すぐご案内します!」



田所さんの丁寧な接客



「すごーい!
料理してるのが見えるよ!」


「「「おおおおお!!」」」



そして、メインで焼きそばを作り続ける三人






『ほぁー、ホンマにオモロ♪』

『今2000食…マジか』




一個800円の焼きそば
売り上げ300万に行くには3750食を売り上げれば晴れて
彼らは合格になる



けれど



『ビーチの客ほぼ集めといて後1000食ちょいではい終わり、
とはならんやろ?』



二ヤリ、と笑う玖珂さん



『どこまでビックリさせてくれるんやろね♪』

『まぁ、楽しみですね』




何処まで行くかな
少し笑ってしまった

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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