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Quatre-cent-quatre-vingt-trois ページ2

まだ薄暗い時間帯

『…っ!』

嫌な夢を見て、ガバリと起き上がる

『はぁ、ここ最近毎日だ』


起き上がって備え付けのテラスに出れば
朝靄っていうのかな
少し寒いくらいの空気で頭が覚めた


『大丈夫、自分が殺される夢ってのは
今抱えている問題がなくなるって事だもんね』

理論のゼミにいるのに
夢占いを信じている自分がバカらしくて笑ってしまうけど


『Per favorite guarda,mamma papà…
僕頑張るよ』



コンコン、と部屋のドアがノックされる音がした



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Mort de cuisinier
11éme livre

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



“『期末試験最終日
300万、遠月の生徒なら出来るよね?』”


そんな僕の煽り文句で始まった
最終日



『各屋台は?』

「こちらに」


調査員の人に声を掛ければ
タブレット端末に表示される
今までの各屋台の状況


『いくつか落ちそうかな…後は』



スッ、と滑らした画面の先
まだ売り上げゼロ、の一つの屋台

まーだ工事終わっていないのか
ガンガン、バンバンと補修工事の音がする



『楽しみにしてるよ』



さて、見回りに行こうか



ーーー
(ちょいとコラボ注意)


『ん?』

『あ』


サクサクそ砂浜を音を立てつつ見ていると
見覚えのある白い頭



『ちなみにどうやって入りました?』

『ココの黒服サンに化けて』



ブイサインでドヤ顔しているのは
初日にお世話になった玖珂さんで
よく見たら、極星寮の燻製シリーズを袋に抱えている



『まぁいくら警備員っつったって
本職の方に勝てるとは思ってませんけど』

『誉めとるんかい、腹は?』

『勿論、フランクフルトください』



そのまま二人で食べ歩きしつつ
歩き出した



『ナンパの嬢ちゃんのトコ、最終日になって燻製とは
なかなかオモロイわぁ』

『わが遠月の唯一の寮生が多いグループですから』

『ほーん?、それより総帥サン今日はここにおれるん?』

『総帥じゃないです、だ、い、り』


ニコニコ顔でとんでもない事を。
薙切家の人が聞いてたら僕にらまれるわ

はぁ、とため息をついて


『各コースはモニターで確認してますし
今一番の問題屋台はここなんで、直接見ておかないと』

『はっは、ならビックリ見れるんやねぇ』



一通り、普通の屋台は見終わったし
最後はあそこだ
玖珂さんと二人で足を進めると

ギギギ、とようやく門が開かれて



『お、丁度開店…ってありゃ?』

『ふーん』



「へへっ
こりゃあ中々ゴキゲンな調理場だな…!

やるぜお前ら!!」

「「おう!!」」




さて、いよいよだ

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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