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Cinq-cent-vingt-deux ページ41

さて、割り込んできた
ブックマスター


“「そこのノワール!」”

『…』

「アラ、恥ずかしがっちゃダメよん」

『いや、流石にこの量の視線は…』


ブックマスターのおかげで
出場者の目線がノワールの僕等に集中しちゃうものだから
流石に厳しくて、カーマさんの後ろに隠れさせてもらう

切実にやめてほしい



“「貴様らの実力、この場で示してみよ!」”

「あら」「コク」「…ほう」


これはまた…
あからさまの様な気がして
仮面の下で苦笑が止まらないや



すると



「牛フィレ肉お届けしました」






帽子をかぶった女の子が
ワゴンを押して現れるのが見えて

『あの子…』

どう見ても水戸さん、だよな

そっちに気を取られていると
サージェさん達の話は進んでいて


「誰がやるの?」

「私が行こう」

[そっ、じゃあアタシ達はアッチに行ってましょ」

『あ、はい』


行くわよ〜、と
二人と一緒に視線の外に出た


ーーーーーーーーーーーーーーー
Souma side


急に現れた
ブックマスターとやら

才波朝陽の仲間のあの三人に話を振ってきて


-ジャキン!


そのうちの一人、女のノワールが
一人でフライパンを取って調理を始めた



「何故ノワールに…」

「BLUEは表側じゃなかったのか」



他の料理人は納得いかねぇって感じの面だけど
間違いなく美味くなるだろ、アレ

すると


「けど、この上ない火入れだ
肉汁の旨味が最大限に強化されてやがる」

「肉魅!!」

「水戸さん!?」



肉を仕入れて持ってきたのは
まさかの肉魅かよ!



「水戸グループに注文が来たんだ
ついでに、ノワールに関しての情報を預かって来た
…叡山先輩からな」



マジかよスパイ映画みてえ!



そしたら、丁度あのノワールの女の牛フィレ肉が
あがったみてぇで




「さぁ味わえ、裏が育んだ美食をな」




出て来たのは確実に美味そうに調理を
施された皿

それを見た肉魅が説明してくれた



「アイツはサージェ
あのチェーンカービングナイフで
味わう者の常識を破壊する

人呼んで、兵装料理の使い手だ!」


マジか


ーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you


水戸さんの声、全部聞こえていた


『やはり、叡山から情報が行きましたか…』

「お前の後輩だったか」

「ま!、いつかはバレると思ってたからネ〜」


期末試験の後
僕に報告をしてきた叡山の事は
アサヒさんを含め、こちらにも共有はした

問題はないかな


サージェさんを筆頭に
トミーさん達も丁度いい、と言わんばかりに
自分の腕を披露し始めているし


その時


〜♪


『…げ』

「あら」


またスマホがなった

Cinq-cent-vingt-trois→←Cinq-cent-vingt-et-un



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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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