10eme livre Mort de cuisinier

Quatre-cent-trante-neuf ページ6

飛行機で13時間


「やぁっとついたワ〜」

「ここが日本か…」

『ようこそ日本へ』


ギリギリまでイタリアで準備して
日本に着いた


「随分あったけーな」

『イタリア乾燥してますからね』



…ってか、


『気に入ったんですか?、チー鱈』

「おう!、お前も食うか?」

『…一つください』



気づいたらチー鱈の袋抱えてたアサヒさんは置いといて…



「フォルス、交通は任せろと言っていたが…」

『えぇ、サージェさん
…そろそろ来ると思うんですけど』



到着口を出て
人混みを探していると




「サクさーーーーん!!!!」

『うわっと…』



ｶﾞﾊﾞﾘ、と後ろから飛びついてきたのは恒例の




「5日間!、何度追いかけようと思いましたか!」

『現役生は授業でしょうが、…ってコラ』



ここは日本だけど
さすがイタリア人と言うべきか
お構いなしに現地の挨拶をかまして来るリオ

…なかなか周りの方の目線が痛いぞ



「アラアラ…お熱いのねん!」

「誰だ貴様」

「あら、ディッシュ・アームドらしい
強かな女性ですわね」

「何故…!」



急に指摘されたものだから
サージェさんの警戒心上がっちゃったよ



『リオ、自己紹介しとかないと』

「かしこまりましたわ!
イタリア、オステリア・ラ・ローカのオーナーをしておりますリオ・カーロですわ

あの爺に場所もよく提供しておりました故
裏の情報も把握済みですわよ」


「あの爺とは…」

『先生の事ですよ、觜汪さん』

「っぶは!、爺って…!」


アサヒさんひーひー笑ってるけど
オッサンって呼んでるあたり
アサヒさんも変わらないと思う


でも、ローカの名前出しただけで皆さん納得するあたり…裏でもどれだけ有名かがわかるよね



「まさかローカまで知り合いなのか…フォルス君」

『先生が案内してくれてから、ですけどね』

「あの時の出会いがなければ私一生後悔しておりました!!!!」

『んな大袈裟な…車、ありがと』

「サクさんの為なら喜んで!」



移動しましょうか、と言えば
リオが案内してくれて

かなり大人数になってしまったけど
アサヒさん達の拠点に向かう為
空港を後にした


ーーー


『ひっろ…』


車で数時間
アサヒさん達が手配したらしい
日本の拠点


かなり広い



けれど



「そうか？、別にこんくらいフツーじゃん?」

「以前の場所と対して変わりません」


と、あっけらかんと言うアサヒさんとサージェさんに


「日本のコスメでしたら、
此方はいかがです?」

「アラお手頃!
あのコ達にも教えてあげられるワ!」


リオ、カーマさんと仲良くなってるし…

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