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Quatre-cent-soixante-dix-neuf ページ47

僕らが見ていたり、木の上の夕之介さんに気づく事なく
幸平とえりなちゃんは話つづけていて


「あ、俺は.....っと、なんだっけ」

「クスッ、なあに?それ」


それだけなら高校生の青春らしくて
すごい微笑ましい

けれど、彼らは遠月の総帥と十傑



「まだ1円たりとも売り上げがないようだけれど?」

「おう!、でもやっぱみんなでわちゃわちゃするのって楽しいよなー!
実家で3人で料理してた頃を思い出したわ!」

「そう、お母様も厨房に...
あの才波様と並び立てるのだから、さぞ優れた料理人でいらしたのね」




やっぱり話題は料理に傾き



「A?」

『....』

「おーい」


母親、か
少しだけ考え込む

そういえば幸平のお母さんの話は聞いた事ないな
才波さんがあれだけ有名なんだから
結婚したら話題になりそうなのに


3人で調理してた、って事は...
少し調べてみるか



「おい」

『...あ、すいません』

「寝ぼけてんなよ?」



考えをまとめていただけだけれど
アサヒさんには寝ぼけに見えたようで
ポン、と肩に手を置かれる

隣の幸平達の会話も進んでいて


「上等よ、かかっておいでなさい!
返り討ちにしてあげるわ」

「ハハッ、総帥になってもかわらねぇなお前」

「何よ、そんなの当たり前でしょ!!」



楽しそうに会話をしてる二人に
邪魔をするのが少し忍びないけれど



「じゃ、もう寝るわ」

「さっさと寝なさい!」



幸平が戻っていき、
えりなちゃん一人がテラスに残る



「んじゃな」

『はい』



加えてアサヒさんもテラスから飛び降りて



「さて、私もそろそろ部屋に」

-ガサガサッ!!

「...え?」




えりなちゃんが拐われる様子を
目の前で見ていると、
夕之介さんと目があって




「ま、た、ね、」

『コクリ』




声なしに言われた言葉に頷くと
そのままテラスから飛び降りる夕之介さん
完全に気配が消えるのを確認してから


『いやー....これでもう戻れないねぇ』



一人で僕も部屋に戻る事にした



ーーーーーーーーーー
Rio side


ブロロロ、とエンジン音が鳴る車の中



「それにしても警備がザルだったねえ」

「っは!、それもフォルスの力ってやつだろ?」

「当然ですわ」



気絶させたえりなさんを横に寝かせて
拠点へと向かう途中、まぁ言いたい放題で
サクさんもいれば少しは私の気分もマシになったのでしょうがね



「それより、お前何やってんの?」

「念には念を、ですわ」



サイバさんが私の手元を覗き込んでくると
ニヤリ、と笑う



「お前、ほんっと俺らとアイツで態度違うよな」



何を今更

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柃。(プロフ) - blu (蒼)さん» コメントの癖がwww久我かな?それとも美作かな?w返信ありがとうございましたm(_ _)m (2021年8月24日 10時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - 柃。さん» 「チョリチョリチョリーッス!、どうもー!!、ほんっとあの人厄介事持ってくるよねぇ!」 (2021年8月24日 3時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - すごく面白いですwシリアスの濃さもちょうどよくていいです!これからも更新頑張ってくださいね (2021年8月23日 22時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「ようやく我が煌家の力を示す時が来たのだ…!」 (2021年7月18日 19時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編、おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年7月17日 20時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年7月16日 21時

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