Quatre-cent-soixante-onze ページ39
それからしばらくはサクとして過ごした
もちろんちょくちょくアサヒさん経由で遠月の様子を聞きながら
そして
『え、じゃあ竜胆BLUE出ないの?』
‘‘「おー、それよりも密猟者の方なんとかしねぇとな!、でも司が出るからさ!」’’
‘‘「ゔぅ....なんで俺一人だけ」’’
スマホに並ぶ三つのアイコン
今も結構な頻度で連絡は取り合っている
‘‘「絶対Aも来ると思ったのに...」’’
『僕はまだまだって事だよ、どちらにしろ仕事入りそうで行けなかったんだけどさ』
‘‘「そういや聞いてるぜ〜!、美形兄弟、ってさ!」’’
『出たその噂』
卒業生でも遠スポは読める
現状、アサヒさんがかなり自由にしてるから
もちろん新聞部が逃さない筈はなくて
‘‘「....よかったねA、お兄さんと会えて」’’
『若干の間はなんなのさ』
‘‘「あはっ、司のやつ端末落としそうになってたもんな!」’’
‘‘「それは言わない約束だろ?、竜胆」’’
『...聞かなかった事にした方がいい感じ?』
それぞれ新しく生活を始めている僕ら90期
同じ世界にはいる、という事は分かってるんだけど
パタリ、と姿を見なくなるとなかなか寂しい
すると
‘‘「そういや、そろそろ期末だろ?」’’
‘‘「Aどこの監督するの?」’’
『2年92期、海コース+十傑』
‘‘「あっはっは!、よりよってかよ!」’’
‘‘「幸平達なら大丈夫そうだけど...A贔屓しないようにね」’’
『流石にそれはしないよ』
例年十傑には少々キツいハンデがプラスされる
いつもなら3年が多い十傑だから
2年の十傑にはどうハンデをつけるか苦労するらしいんだけれど...
‘‘「いやー、懐かしーなー!!」’’
‘‘「まだそんなに時間経ってないのにね」’’
『人数の関係と仲がいいからって僕まで毎年十傑のハンデに巻き込まれたの忘れてないからな』
‘‘「いーじゃん!、その分楽だったろ?」’’
『お陰様で視野は広くなりました...ってね
一度も調理せずにホールスタッフしてたし』
僕らの時の試験
何故か僕は十傑チームに放り込まれて、ひたすらみんな調理に走るからサービスの方を僕はやっていた
今年は2年に十傑固まってるし
僕みたいな哀れな平の学生も出ないだろう
‘‘「で?、お題は?」’’
‘‘「教師側なら知ってるだろ?」’’
『全く...オフレコにしてね』
その後、合格ラインの話を伝えると
司は可哀想、とか言ってて
竜胆は相変わらずの笑い声が暫く止まらなかった
『3日間で売り上げ300万..』
さて、どうなるかな
Quatre-cent-soixante-douze→←Quatre-cent-soixante-dix
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柃。(プロフ) - blu (蒼)さん» コメントの癖がwww久我かな?それとも美作かな?w返信ありがとうございましたm(_ _)m (2021年8月24日 10時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - 柃。さん» 「チョリチョリチョリーッス!、どうもー!!、ほんっとあの人厄介事持ってくるよねぇ!」 (2021年8月24日 3時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - すごく面白いですwシリアスの濃さもちょうどよくていいです!これからも更新頑張ってくださいね (2021年8月23日 22時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「ようやく我が煌家の力を示す時が来たのだ…!」 (2021年7月18日 19時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編、おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年7月17日 20時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼 | 作成日時:2021年7月16日 21時