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Quatre-cent-quarante-cinq ページ12

「帰ったぞ、潤」

『ただいまー、潤さん』



二人でゼミに帰ってきた
多分今の時間は…
潤さん研究中かな

ドアを開けたらスパイスの香りがするし


「お帰り二人とも!
あ、黒翔君にお客さんだよ」

『お客さん?』「?」

「黒翔君の部屋に通しておいたから!」

『ん、オッケー
…まさか女子生徒とかじゃないよね』

「もう、そんなわけないでしょ!」


いや、案外潤さんならうっかりやりそうな…
なんて思ったのは、流石に言うのはやめた

とにかく部屋に行こう



-ガチャリ


『すみません、お待たせして…って堂島シェフ?』

「あぁ、勝手に上がり込んですまない」



自分の部屋だけど、ノックしてドアを開ければ
そこには堂島シェフがいて


「この写真…」

『あぁ、昔潤さんに頼んで焼き増ししてもらったんですが…そう言えば堂島さんも写ってますね』



机に立てかけてある
数人の生徒が写った写真を見ていた



「何故君がこれを?」


あぁ、なんだ知らなかったんだ


『僕の母親の名前は…喜多見彩』

「なんだと…!」


驚いた反応を見せる堂島さん


『実は以前才波シェフのお話を聞いた時、
まさか…とは思っていたんですが』

「成る程、それで汐見ゼミに…」

『事故の事までご存知なんですね』

「あぁ、仙左衛門殿から聞いてな…」



…仙左衞門さん母さんの事知ってたのか
今度はこっちが驚かされた



すると


「つくづく、人の縁とは面白いな」

『才波シェフの息子も一年で第一席ですからね』

「俺としては、隠れていた君の方が驚愕なんだがな」



母さんの事に話が逸れたけど、


『まさか母さんの事でいらした…って訳じゃないですよね?』

「あぁ、」


頷いた堂島さんはどこかに電話をかけつつ
本題を話してくれた

 

「来年から遠月の講師という立場にもなる君には
話しておこう、という結論になってな
…今から少し出られるかい?」

『わかりました、少し準備してきますね』



どうやら来年の話だったらしい



ーーー


『潤さん…あれアキラは?』

「十傑で呼び出されたよ、どうかしたの?」

『来年の話でちょっと堂島シェフと出かけてくるね』

「うん、行ってらっしゃい!」

『…もしかしたら一年の女子生徒来るかも知れないけど、僕いないって謝っといてもらってもいい?』

「黒翔君…」

『ん?』



下に降りて
手短に要件を済ませると、潤さんが呼び止めてくる
なにやらフルフルと数秒下を向いたと思うと


「複数の女の子じゃなくて、ちゃんと一人に絞らないとダメだよ!!!!」

『真っ赤な顔してなに言ってんの!?』



僕は遊び人じゃありません!

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柃。(プロフ) - blu (蒼)さん» コメントの癖がwww久我かな?それとも美作かな?w返信ありがとうございましたm(_ _)m (2021年8月24日 10時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - 柃。さん» 「チョリチョリチョリーッス!、どうもー!!、ほんっとあの人厄介事持ってくるよねぇ!」 (2021年8月24日 3時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - すごく面白いですwシリアスの濃さもちょうどよくていいです!これからも更新頑張ってくださいね (2021年8月23日 22時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「ようやく我が煌家の力を示す時が来たのだ…!」 (2021年7月18日 19時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編、おめでとうございます!これからも応援してます! (2021年7月17日 20時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年7月16日 21時

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