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Trois-cent-quatre-vingt-treize ページ10

“「幸平達はどう分担したんだろ!」”


反逆者側の子達がテレビに表示されると
いつものように檻に入っている



『朝からさらに3時間は経っているけど…』

「それ以上は私達も分かりませんわ」


すると、


テレビに田所さんとタクミ君、うしろから一色が入場してくるのが見えた



が、



“「何かげっそりしてる!!」”

“「作戦会議はどうなった!?、ウチはどっちがどっち作るの!!」”



あまり徹夜をしないんだろう
ふらふらな二人に、心配が募っているようで



“「いやー…それがね」”



唯一あまり疲れた様子が見えない一色が口を開いた時



「お、来た来た」


相変らず目に隈をつけた二人
えりなちゃんと幸平君が入場してきたと思えば



“「いいな!、薙切!!」”

“「ええ、望むところよ!」”



「ぶっ!」

「まさか…」




“「「最初はグー、じゃんけんポン!」」”




『じゃんけん…?』




会場もどよめいている



『コースの打ち合わせ、じゃんけんかぁ…』

「あっはっはっはっはっは!、マジでウケる!!」

「大丈夫ですの?」



ノワールを除いて、
普通コース料理ともなれば、幾日もメニューに時間をかけるのが当たり前

紅葉狩りの時や月饗祭
司でさえメニュー決めに数日掛けた

ただでさえ一日でそれをやれと言われたのに



『えりなちゃんはともかく、
定食屋にはコース料理なんてあるわけがない』

「遠月の一年の教育内容にもコース料理の実践授業はあまりありませんわ」

『うん、』



あの様子を見る限りじゃ
お互いに議論のまま終わったって感じだ




「はっはっは!、まぁ神の舌とあの小僧だろ!
…っし!、見に行くか!!」

『僕も司達の方見に来るように言われてますし、リオどうする?』

「一人でも退屈ですし、お供しますわ!」




一応じゃんけんの結果は


“「ぐおーーっ!、俺が前菜かぁーー!!
締めをメインでびしっと決めたかったのに…!」”

“「ふんっ!、当然よ!」”



反逆者側のメインはえりなちゃんに決まったようで




“「と、とにかく!?

Final bout、開戦です!!」”

“「こっちはチームワークダメダメだーーーー!!!!」”



反逆者側の絶望的な声を合図に
最後の勝負が幕を上げた



ーーー



調理台の方まで出てくると
とても対照的な光景が広がっていて



「こうなったらお前に負けねぇ皿出すから覚悟しとけよ!」

「ちょっと、そういう事じゃないでしょう
少しは真面目におやりなさい!!」



お互いにぎゃーぎゃー言いながら調理を進める一年生達と


「あと頼むね竜胆」

「おうっ!」



いつもより集中してる二人

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blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 「どーも!!、漸くオレの出番なんで、ちゃーんと食ってってくださいよ!」 (2021年4月28日 8時) (レス) id: cb665f2842 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編おめでとうございます!これからワクワクして待ってます! (2021年4月26日 7時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月26日 2時

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