8éme livre Mort de 3éme année

Trois-cent-quatre-vingt-en ページ47

「じゃなー！、二人ともゆっくり休めよ」

「うん、また明日」

『おやすみー』


既にある程度疲労もたまっているだろうし
明日に差し支えても困るから
早めに解散することにした


司と竜胆からある程度離れて
マッサージ椅子とかが集中している
スペースを通り過ぎた時



「だーかーらー!、俺にそんな事言われても無理に決まってんだろうが!」

『あれ、先生』

「あら、コースの会議は終わりまして？」


マッサージ椅子に座るリオと
窓際で機嫌の悪そうに電話をする先生
とりあえず混ざろうと横に座る


『電話誰？』

「サイバアサヒですわ」

『アサヒさんか』



そういえば電話するつもりだったし
終わったら変わってもらおう




「まぁ…Aさんにも関係あると思います」

『え、内容？』

「ええ、来年の話ですが」



僕に関係ありそうなものは料理だろうけど…
すると


「BLUEにノワールを出させるようにしろとか…俺を巻き込むんじゃねえ!!」

『…マジ？』

「ええ」



BLUEって言ったら、WGO主催の若い料理人が集まる
大会で、もし優勝できたとしたならば
とてつもない名誉と賞賛を得る、が
あくまで表の大会




「来年主催が検討されているようですわ」

『そう言えば久々に聞いたな』



どうやらアサヒさんはもともとの目的に加えて
BLUEを利用したいらしい

その時



『…あ、なら』

「Aさん？」



思いついた



ーーーーーー


“「よーA!、もう大丈夫か？」”

『はい、ご心配おかけしました』

“「もう変なの盛られるんじゃねーぞ!!」”

『ふふ…気を付けまーす』

“「こっちでもカーマとか抑えるの大変なんだぜ？」”


今日の顛末はアサヒさんも知っているようで



“「よかったじゃん、全部カタつけられて」”

『ようやく終わりましたよ』

“「で？、オッサンは？」”

『僕のスマホで電話してます』



キレかけた先生に電話を替わってもらった
事情はリオに話しておいたから、
僕がアサヒさんと電話している間
説明しておいてくれるだろう


“「おっ!、てことは!」”

『ええ、
ブックマスターにノワールの事知らせる位はしてくれると思いますよ』

“「ははっ!、Aも一緒に出ようぜ？」”

『出るとしたら、遠月じゃなくてノワールになります』


まぁその前に裏方に回る可能性も捨てきれないんだけど


“「そういや、ようやく日本でも拠点決まったわ」”

『あ、良かったですね』

“「おう!だからそっちの件終わったら移動手伝ってくれ」”



本格的にノワールの方も動きそうだ

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