8éme livre Mort de 3éme année

Trois-cent-soixante-seize ページ42

4th bout
結果としてみれば2-1で十傑側の勝利

けれど残りは二人ずつ


司
竜胆
えりなちゃん
幸平君


やっぱり、明日で全部終わりそうだ
アサヒさんの方にも連絡入れなきゃ



勝負を決めた司がゆっくりと此方に帰ってくる


「…はぁ
やっぱりそっかぁ…

一色に断られて、この前は幸平にも断られて

やっぱり俺人の上に立つ器じゃないんだよなぁ…」


「あの状況じゃ誰が誘っても無理だと思いますけど…」



確かに、それは叡山の言う通りだろうね
どうやら一色には断られたらしい
向こうじゃ紀ノ国さんと一色が話していて


『お疲れ様、司』

「おつかれー！」


「竜胆…A、」



竜胆も僕もいつも通りに迎える
そういう事気にすると余計に色々悩んじゃうからね


『美味しかったよ、ポルチーニ茸の香りどうやったのか教えてね』

「…」

『…司？』

「…っぷ!」


僕の方をむいて固まった司
隣の竜胆は笑ってるけど…？


『…どうした？』

「まぁ、これで前みたいに料理できるようになったのは、一席で色々仕事をしたおかげかな」

『それは…』

「この連隊食戟終わったら色々仕事詰まってるからね、A」

『書類は手伝うよ…はは』



まるでもう勝ったといわんばかり
そういえば僕この食戟で反逆者側が勝てなかったら
汐見ゼミ辞めて司のアシ専念するって言ったんだっけ


すると


“「これで本日の対戦は終了！
残る料理人は両陣営ともに二名ずつ!!」”



『明日で終わりか…
結構早かったな』

「はは！もっと料理してぇって顏だな!」

「なんならこれからやる？」

『二人は明日にそなえて休む』



なんてふざけていたら
司会の子のアナウンスが続く



“「もし、次の5th Boutで片方のチームが2勝とれば
その時点で決着!1
たいして両チーム1勝ずつなら
6th Boutまで行うことに…」”



その時、



「否!!!、次なる食戟
5th Boutこそが連隊食戟の終局戦…

FInal Boutである!!!」



観客席の方から、
総帥の大きな声が響いてきた


…どうしたんだ？



そのままスポットライトに照らされた総帥が話始める



「試合形式を変更するのだ、

各チーム2名が連続して皿をサーブし
コース料理として成立させる

つまりチームの一人が“前菜”を
もう一人が“メインディッシュ”を担当するのだ!」



へぇ…


今までは個人の調理になって
それぞれが一皿作り上げてきた

しかし、



『竜胆と司のコースって言ったら、
いつ以来？』

「さぁ…？」

「十傑になる前じゃね？」

『てことは久々にいい香りがしそう』


なんせ、この二人だからね

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