8éme livre Mort de 3éme année

Trois-cent-trente-sept ページ3

スマホ盗難に合いました
現状ツイッター、復帰できていないので変なことをつぶやいていたら本人ではありません
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Side You


『おー…ｺﾞﾎｯ』

「凄い熱気ですわね」



会場の、十傑側の入り口のそばにやって来た



「やっぱすげーっすわ、先輩の料理！
けど、どうして薊政権に賛成しちゃったんすか？」

「…この変革に加わったのは、守るべき弱き者の為…」



「まさしく武士ですわね」

『…色々あったから、ね…ｺﾞﾎｯ』



3rd bout、この勝負で全部決まる
セントラルを…十傑を守る武士みたいな斎藤に対して…




「それなら俺も同じっすわ、斎藤先輩」





果たして彼は…どんな料理で来るんだろうか





「サイコーだって思う理想の世界…！


その為に俺は、この皿をぶつけます‼」





ｰｼﾞｭﾜ!




「全くもってヤバくないじゃありませんの」

『ふふ…ｺﾞﾎｯ』





彼が出したのは
オーブンから湯気を立たせる…



「おあがりよ!


ゆきひら流


香ばしバターピラフ稲荷寿司‼」





『稲荷寿司…ね』




見事に寿司対決となった今回



一体どんな寿司を持って来たんだろう




すると…




ｰｸﾞｩｳ




「あら」

「さすがWGOサマ」



食欲旺盛ってか？
と先生




“「見かけのインパクトだけで…」”

“「とろけそうな香ばしさです！」”



ぱっと見チーズをかけた稲荷寿司


…チーズ？



『あ…』

「ヘタレ」

「？」




『…組み合わせ…うまいですね』





僕ら十傑側は今まで相手の邪魔をしないように、
ほぼ個で一皿作り上げる
…もしくはサポート専門になるとかね



けど




『どっちが…上回るかな…ｺﾞﾎｯ』




少し笑いが零れてしまう





皆の料理するところを見てると
体調の事なんか忘れて


『僕も料理したい、な…ｺﾞﾎｯ』









幸平君の実食が始まった





「…稲荷寿司は本来甘ーい油揚げとさっぱりした酢飯の対比がものをいう…

バターピラフじゃどう考えてもクドくなっちまう！」



後輩君たちの方は心配しているみたいだね





「まぁそれが普通だろうよ」




確かにあれだけバターを使い、チーズを追加した稲荷寿司
ただでさえ油揚げを使っているんだから
失敗していたなら、とんでもなく胃にきそうな見かけの皿




『でも…ｺﾞﾎｯ』




｢-----!!!!!」




「おー」

「……やはり、幸平君ウチに欲しくなりますわね」






「油揚げにたっぷりしみ込んだバターが噛むたびに広まり続け…


脳が…バター色に!!!」





さて、今度は何を仕掛けたんだ

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