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『あれ、君らいつのまに...』
「やーっと気づいたの?」
「ふふ、随分と白熱してらしたようで」
「うるさいですよ、ジェイド」
一通り話し終えて一息つくと
終わったー？、とフロイド君の声がするまで
彼らが戻ってた事に気づかなかった
やっぱり料理の話になるとのめり込んじゃうな
『キミらはユウさん達の邪魔も成功、と』
「おや、ご存じで？」
『さっきここの真上で追っかけっこしてるの見てた』
「あははー、そういや通ったかも〜」
アイスコーヒーを飲みつつ聞いてみると
さっきの追いかけっこなどまるで気にしない様子の二人
そういえば....
『なんであの契約内容なのさ?』
ユウさんとアズール君の間で交わされた契約内容
...博物館から写真を持ってこい
すると
「あれには幼い頃の僕らも映っているんですよ」
「アズールったら、昔の記録ぜーんぶ消してるんだよね〜クラスの卒アルとか」
「二人共!、それは秘密保持契約を結んだでしょう!」
『....わお』
よほど嫌だったのか
それを実行するほどの活動力に驚いた
嫌なことを消したくなるのはわかる
しかし...
過去の存在を消して
その努力も消してしまっていいんだろうか
「グズでノロマなタコ野郎だった時の僕は要りませんからね」
『そ』
僕から見て
今のアズール君は
幼い頃の強烈な経験がトラウマとして残ってしまい
逆に、自分からその嫌な奴に負けてしまってるように見えた
ーーーー
『...っし、出来た』
「おー、スッゲーうまそ」
「これくらいの調理なら、ウチのスタッフでも出来そうですね」
海から戻ってきて
早速思いつきましたよね？、と半強制的にやって来たモストロ・ラウンジ
『海が売りなら、こういうのもありだろ？』
帆立の貝殻の上に
生クリームと帆立のピュレを
以前、幸平がやっていた海苔爆弾の知識でいくら状にして
塩味を効かせた出汁のジュレに浮かべる
イメージは、貝殻拾いかな
『海中の方はもう少し纏まってからね』
「これは...２号店の売上が楽しみですねぇ...」
『まだわかんないよ?』
「え〜そう?」
双子が文句言ってるけど
ユウさん達は今まで2回ほど
困難な状況下をぶち破って来たんだ
ただでは終わらない...よね？
というより、僕が掛け持ちは大変になるから
ぜひ頑張ってほしい
心の中でエールを送った
ーーーNous avons dans la merーーー
［オマケ］
『ってか、アズール君は？』
「んぁ？、なんか調合するって」
「先程お話に聞いた死神さんとの対価を支払おうとしてるんでしょうね、早速」
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blu (蒼)(プロフ) - 錨絡さん» 「えー、アズールみたいに悩み解決する人が呪うのー？、どっかに篭ってるんじゃなくて...って言ったらまた怒られるか」 (2021年9月25日 4時) (
レス) id: 393a0fabbd (このIDを非表示/違反報告)
錨絡(プロフ) - レオナ先輩いいなぁ…！アズールくんが出ないのは呪いだと思ってます。ツムツムイベント頑張ってください！ちなみに私は海の魔女アースラスキル4でアイテム使用で何とか乗り切りました。楽しかったです…！！！！ (2021年9月24日 8時) (レス) @page1 id: b3cb4375d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年9月23日 5時
