Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

2 Réunion du directeur du dortoir à la cafétéria［寮長会議in食堂］* ページ13

Side you


次の日



ｰﾄﾄﾄｯ




一通り生徒が使い終えたであろう調理室で、放課後に向けて仕込みをさせてもらう


にしても…




『遠月に負けず劣らず…個性強いな、ここ』




パティシエ顔負けのケーキ作る子に

手際がとてつもなく早い子

身長が少なくとも2メートルある子に

出来た料理に毒味をする子

写真を撮って送る子に

まさかロボットが料理するとは…




あと、




『最後に来た子…こっちに気づいてたよな…？』



特に目立った特徴はなかったものの、食堂の隅っこでなるべく気配を消していた僕に気付いて



“「くふふ」 ”




と一言笑って出て行った子が1人




『いや、僕の常識で考えるのはやめよう』




魔法なんて馴染みのないものが普通に存在してる世界なんだ、
今までの通常は、通じないと考えた方がいい



『…
Cominciamo a cucinare(調理を始めよう)』



独り言を呟いて、
ノワールの包丁をさらに握り込んだ。




まもなく放課後
どんなお客様に、僕の皿食べてもらえるかな




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
No side



「ふぁ…面倒くせ…」

「あら、またアンタ授業サボっていたのかしら」

「最近ロクなもの食べてねぇからな、気分が乗らねぇ」

「毎回ラギーに作らせてる癖に」




「なんで今日は直接参加必須なの……早く終わらせよ」

「まぁまぁイデアさん、時には運動も大切ですよ？」

「太陽が眩しい…」





「しかし…寮長会議になぜ俺まで…」

「まぁ良いじゃねぇかジャミル！、たまには一緒に出ようぜ!」

「そういう問題じゃないだろカリム…」






ｰｶﾞﾁｬ、




「全員、揃いましたね」

「学園長、今日の用件は」





食堂のドアから現れた学園長に視線が集中する




「ボクらは皆、食堂の件としか聞いていませんが」

「そうですねぇローズハート君、本来ならばそうしたかったのですが……」

「なんだぁ？、まだ閉鎖されたままなのかよ」

「アタシの美しさの維持するには食生活も勿論大切、そろそろどうにかしてもらえないかしら」




すると、





「いいえ？、食堂は再び開設出来るよう準備は整いました」

「…ならさっさと終わらせて…早く帰りたい」

「何をそんなに勿体ぶってんだー？」





「それが…新しくスカウトしたシェフの頼みでですねぇ…」

「それはそれは…一体どういう事でしょうね？」




その時、




『いきなり連れてこられて、何もかもこの学園長の言う通りに動くのが嫌だっただけです』





調理室から、黒いコックコートが現れた

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