Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

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『(何か…何か…!?)』



痺れと重さに抗いつつ、この状況を打破しよう頭を回してると…




「おい待て!!」




もう一度叫んだアキラ
そして、



「もーなんですか、貴方はこちらの世界の人間でしょ？、面倒事はオススメしませんよ」

『…ｯ!』




不機嫌そうな感じに雰囲気が変わり始める後ろの不審者の言葉で、こめかみの辺りを冷や汗が伝うのを感じる




『(コイツの狙いは僕だけか)』





なら…今は…
僕よりアキラだ





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Akira side



目の前の出来事に頭がついていかない


飛ばされた書類を拾いに行ったAの後ろに突然カラスみたいな男が現れたと思ったら


現実じゃあり得ない力を使い出した





しかし





『ゔ…』




俺の目の前で壁のようなものに分断され、
その向こう側じゃアイツが苦しんでる



見過ごす様な真似、端から選択肢にはない





と、思ってたのに…





「A、手伸ばせ!」




実際の所は壁に分断されて、意味なんて無かったのだが…
それでも掴もうとしたAの手




しかし…




『ﾆｺｯ』

「なっ!?」





アイツが草の上を滑らすようにしてこちらに投げて寄越したのは…




Aの…ナイフケースだった






そして、





「さあ、お別れの挨拶が済んだら今度こそ帰りますよ、NRC(ナイトレイブンカレッジ)へ」






ｰｼｭﾝ!






「…」






その場に静寂が戻る…


正直夢でも見ていたのかと思うくらい現実離れした数分だったけれど


ただ、一つだけ違うのは、






「ナイフケース(料理人の命)…預けたって事は……

帰って……来るんだよな…？……A……!」





さっきまで隣にいた筈の、




“『ふふ…ありがとう』”




兄貴がいない









(「そういえば……本来この結界魔法、そこまで強くない筈なんですが…何故でしょうね…

ま！、これでアーシェングロット君に対価を払わなくても良くなりますね、あーよかった!」)



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監督生 side




〜♪




「ふな゛ぁ〜! おいユウ!、今日のメシは何だ!」

「簡単なものしか作れないよ……ツナ缶は？」

「いいんだぞ!」



「「いいのか/よ!!!」」




グリムと二人、無事に新入生として入学できる事になってから数日後……とある事件が起きた



「にしても、やっぱ食堂がねぇとキツいわー」

「ハーツラビュルはトレイ先輩が頑張って下さってるからな…」

「早くうまいメシ食べれるようになりたいんだゾ！」




食堂が閉鎖されてしまったのだ

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