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『追加上がり、パスタあと一分もらうよ!』
上がった皿をゴーストに任せて、次はパスタのソースのフライパンに手を伸ばす
てか…
『唐揚げさっき追加出さなかったっけ!?』
やっぱり男子学生の食べ盛り、
もっと用意しておかなきゃダメだったかな
その時
「…凄い速さだな」
「ヤバいねー!!」
『!…』
厨房に見知らぬ声が聞こえてきた事で
少しだけ頭が冷えた
--------------
『余裕ないから手を動かしたままでごめんねー……赤いベストって事は…』
「俺達はハーツラビュル寮でーす!!!」
フライパンのソースに意識を残しつつ、厨房の入り口を振り返ると
そこにいたのはオレンジ髪の前髪を上げた生徒とメガネをかけたまともそうな生徒で、
…片方には見覚えがあった
『あ、ケーキの子だ』
「っぷ!…トレイくんケーキの子って…!!!」
「まぁ…間違いじゃないから、いいだろケイト」
『あー、まだ名前覚えてないから、ごめんね』
印象だけで迂闊に話してしまった事で、オレンジ髪の子が笑い出す
で、結局何しに来たんだこの子達?
すると
「ねえねえ!、キミが新しく噂になってる料理人の子でしょ!」
『一応ね…ッと、パスタ上がったよ!』
「Ok〜次は煮込みハンバーグが切れそうだヨ〜」
『まぁ見事に肉料理ばっかり…』
けいと君?の質問に答えつつ上がったパスタをゴーストに渡すと
…次から次へと空皿が運ばれてくる
落ち着いて次の調理に取り掛かろうとした時
「あ、そうそう!…トレイくんが手伝わせて欲しいってさ!」
『…え?』
ようやく本題を切り出した
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『そりゃありがたいけど…法律とか大丈夫?』
赤いベストって言えば確かハートの女王の法律の寮だった筈…
「お!、シェフ君うちの寮に興味アリ?、おいでおいで!」
『まぁ一応ここの学食任されたからね…興味はあるけど』
「ケイト…邪魔しちゃダメだろ」
なんとなく察せた
…ケーキの子の方が僕に用があってもう一人は付いてきたって感じだなコレ
けいと君?の方を置いといて、緑髪の彼の方に顔を向けた
『ケーキの腕は見てたけど、他の経験は?』
「ここが再開されるまでは、俺がハーツラビュルの食事を賄ってたよ」
『うわお…かなりの有望』
「そうそう!トレイ君はケーキ屋の息子だからね!」
正直三人じゃキツい所だったからこの申し出はありがたいかな
『A・黒翔…詳しくはゴーストに』
「トレイ・クローバーだ」
とりあえず名前だけ伝えて、調理に戻った
・*→←3 Travaillez pour la première fois![初出勤!]
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blu (蒼)(プロフ) - ぷるさん» 『Benvenuto nel mio mondo(僕の世界へようこそ)…ってこれは怒られるか…あはは』 (2021年1月8日 21時) (レス) id: a91d8e524c (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 黒翔君のシリーズ?大好きです!これからもがんばってください! (2021年1月7日 17時) (レス) id: f025ecfe59 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 『ありがとう…楽しんでもらえると嬉しいな、farò del mio meglio(頑張るね)』 (2020年12月29日 10時) (レス) id: 2e5206d1d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ - 初見からなんですけど、素敵な作品ですね!!応援してます( ゚Д゚)ゞ (2020年12月26日 16時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - 悠羽さん» 『あれ、君もこっち来ちゃったの?…戻った時、一緒にあの人に怒られようね…笑』 (2020年11月18日 5時) (レス) id: 2e5206d1d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 | 作成日時:2020年11月12日 8時