Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

・ ページ17

『あの…学園長？』

「なんです？」

『一つ寮居なくないですか？、黄緑の…』

「あ…」



恐らく色が寮を分けているんだろう
そう考えると、


僕に気づいたあの生徒の寮がいない事になる



その時…



「なんじゃ、また知らせが届いとらなんだか」

『うわっ!』




真上から声がしたのと同じタイミングで





「すみません!、遅くなりました!!!!」





2人の新しい生徒の声がしたと思えば…





「えっ……遠月の死神!?」






少し嫌な予感がした






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Yu side




「ﾊｯ…ﾊｧ…グリムが補修で引き留めるから…!?」




大きな校舎を食堂に向けて走る
寮長会議って事は…先輩方しかいない筈

そんな中に1人だけ遅れていくなんて…!



「すみません!、遅くなりました!!!!」



慌てて開けた食堂の先には




「くふふ、人の子には慣れとらんようじゃの」



逆さまに浮かぶ先輩と



『うわっ!』

「えっ……遠月の死神!?」



元の世界にいた時数回だけテレビで見た事のある、




黒翔 Aさんがいた





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Side you



僕の異名は死神
ただ、場合に応じて遠月の…とか、色々オマケが付く

遠月の方で呼んだという事は、この女の子が例の異世界人さんなんだろう



すると、



「おやおや、オンボロ寮のユウさん、でしたか
こちらの方とお知り合いで？」



眼鏡のオクタヴィネル？寮の子が…
嫌な目の光らせ方をした




「あ…はい、私の居た所じゃ超有名な料理学校を卒業してて…」

『(あ、コレ…もしかして)』




異世界人という事はバラしていないのか、うまい具合に誤魔化しつつも…先輩であろう生徒の言った事に答えるユウさん


でも…僕に覚えがないという事は…




『(あのテレビ取材か!?)』


シャペル先生にやれ、と言われて受けた一回だけのあの取材…多分あれを見たんだろう




…だとすると少しまずい
だって、あの時は…




こちらの冷や汗なんてお構い無しに、眼鏡の子はユウさんから情報を聞き出していく



「なるほど…しかし、 “死神”とは随分な呼ばれ方ですねえ」

「あ、それはー、」

「こんなに美味しい物を作ってくださる人は初めてで、僕の個人的な話の参考の為にも…もっとお話し、聞きたいんですよ」

「……だったら本人から聞くべきだと思うけど」



赤い寮の子、その通りだ
多分この眼鏡の子の目的は…


僕の弱みか何かを探す事



それに気づかない純粋なユウさんの口を…



「学生時代、事件でみ『はいストーップ』



慌てて押さえた

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