Six-cent-trois ページ24
「皆様！、こちらをお使いください！！」
バタバタと観客の方に走り回るスタッフもひと段落したらしい
「何が何だかわからないけれど....
ひとまず実食の続きを！！」
「満足感で動けないぃ...!」
「え」
「今日はもうこの余韻のまま帰りたい...!」
「ちょ！」
あらら
『がっつり意識を持ってかれたねぇ』
「まぁ確かにすごかったんだろうとは思うけど」
「さて幸平」
くるり、と幸平の方を見るアサヒさん
「そっちの番だぜ
お前が思う五大料理を一つにした皿
一体どんな皿なんだろうなぁ」
煽り、なんてものはきっと幸平も分かってると思うけれど
「よくぞ聞いてくれました..」
きっと、そんなものは彼にとって
どうでもよくて
「お答えしましょー
チャーハンっす」
「....」
「。。」
「...っふ」
『ｸｽｸｽ』
「「「「はぁあああーーーーっ！？」」」」
本当に
お前は飽きさせてくれないよね
ーーーーーーーーー
ざわざわと会場が騒がしい
「チャーハンだと！？」
「まさか本当に
混ぜ合わせて炒めただけ！？」
「十傑第一席がやっていい事や
あらへんぞオイ！！」
『....』
「...」
幸平の品
本当によく見るチャーハンにそっくりだけど...
「やれやれ、何から言えばいいのかね....」
違いますよ、アサヒさん
「A、どう？」
『うん、間違ってないと思う』
司まで僕に確かめてきたからには間違いない
「覚えてるか？
まずサーブした時点で、審査員たちは
お前の皿には見向きもしなかった」
あらゆる点で、と
アサヒさんはもう決まったとばかりに話し出すけれど
「挙げ句の果てにチャーハンとは笑わせー.....」
途中でその言葉が止まったのは
さすが、というべきなんだろうな
横にいる、司と頷いた
「さっきは幸平の皿が
全く香りがしないって言ってたけど...」
『うん、最初の方は
普通に香りで競り負けたのかと思ってた』
しかし
「『チャーハンで香りがしないのはあり得ない』」
とりあえず、お互いに思ったのは同じ事だったようで
『香りってのは空中を飛んでいる香気成分
つまりその正体は化学物質だからね
それぞれの食材が、何かしらの香気成分を持っていて
加えて油なんかで抽出してたら
香らないわけがないよ』
「やっぱりそうか
油で炒めるのが大前提のチャーハンで全く香りがしないなんて...」
さて、アイツは何をした？
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blu (蒼)(プロフ) - グラスさん» 『さぁ、どうなるかな？、気付くのが遅くなってごめんね』 (2月17日 2時) (
レス) id: 6160a04752 (このIDを非表示/違反報告)
グラス - この二人の仲が戻りますように...。 (2月2日 14時) (レス) id: 313ccc9c47 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - このはさん» 「朝陽君達2人に代わってお礼を言わせてもらうね、ありがとう。またね」 (8月22日 23時) (レス) id: 09b430d25a (このIDを非表示/違反報告)
このは - この話が大好きで、何回も読ませていただいています。朝陽さんと黒翔さんのやり取りが好きでいつも楽しませていただいております。このお話の終わりが近づいてきて寂しさも感じますが、応援しています。 (8月19日 12時) (レス) @page13 id: 07d630b0e0 (このIDを非表示/違反報告)
ハデス - blu (蒼)さん» わぁ！！！！お返事ありがとうございます！黒翔さん(違ったらごめんなさい🙇)！！ずっと応援してます！！蒼さんの作品全部見ましたよ！ツイステとコナンも！朝陽さん大好きです！あっ、チャット化ふせぐの知ってるので返事は大丈夫です！！ (8月1日 0時) (レス) @page11 id: b5ef1167b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2023年6月15日 6時
