Six-cent deux ページ23
「やぁ、えりな姫
見ててくれたか？」
会場が対応に追われるなか
アサヒさんはえりなちゃんを見つけたらしい
「この俺の料理の力
君のお母様も認めてくれたみたいだな？」
「....っ」
そういえば
『えりなちゃんって、
お母さんに認めてもらったことは無いらしいよ』
「え、神の舌なのに？」
『うん』
仙左衛門さんから聞いた
『彼女、４歳の頃に仙左衛門さんを
一枚はだけさせた事はあるらしいけど
お母さんに、美味しいと言われたことは一度もないんだって』
「そっか....神の舌」
司も気づいたらしい
なんで、今回のえりなちゃんがここまで
頑なになったのか
『答えを教えてあげるのは簡単だよ
でも、そんな真似すれば、きっとえりなちゃんは死ぬだろね』
「あぁ、俺もそう思う
だからって、あそこまでいじめなくてもいいと思うけど」
『.....あは』
すると
「だから、薊さんも....って事か」
『その通り
薙切家の人なら知らない筈がないからね』
ﾁﾗﾘ、と
司が見据えた先には
「....」
「僕には、ここにいる資格など....ない」
僕がリオに頼んで
探してた、薊前総帥
『随分、しおらしくなったねぇ』
「でも」
『ん？』
ぶっちゃけると、薙切家や遠月の事は
僕らには関係なくて
むしろ悪くいえば、利用された、とも言えてしまうけれど
コイツはそんな顔をしていない
「あの時の俺が、確かに薊総帥に救われたのは事実だよ」
『.....はは』
ほんと、みんなひねくれ過ぎてて
一歩引いた所から見ると
だいぶ笑ってしまうよ
『今度食戟しかけてみれば？』
「えぇ！？」
『だって今の学園、卒業生とも食戟やってるし』
立会人は僕。と言えば
慌ててたけど、シュンとして
「興味はあるよ
.....だから、コレを早く解決しないとね」
『それは僕にお任せ
十傑の手伝いに比べれば...』
「え？」
ちょっとあの頃を思い出して
げっそりした....ｺﾞﾎﾝ
その時
「でも結局、僕には誰も救えなかった
救いたかった...誰もね
幸平創真という料理人の凄さは認める
だけど、所詮一人の力では無理さ
クロスナイブズくらいの人外じみた
力でなければ....」
おっと、
『しおらしくなるのはいいけど
ぜひ総帥の頃の感覚は忘れないでほしいな』
「あぁ、確かに」
でも、これはアイツと
戦った奴にしか分からないのかも
「幸平が一人？」
『それは...違うなぁ』
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blu (蒼)(プロフ) - グラスさん» 『さぁ、どうなるかな？、気付くのが遅くなってごめんね』 (2月17日 2時) (
レス) id: 6160a04752 (このIDを非表示/違反報告)
グラス - この二人の仲が戻りますように...。 (2月2日 14時) (レス) id: 313ccc9c47 (このIDを非表示/違反報告)
blu (蒼)(プロフ) - このはさん» 「朝陽君達2人に代わってお礼を言わせてもらうね、ありがとう。またね」 (8月22日 23時) (レス) id: 09b430d25a (このIDを非表示/違反報告)
このは - この話が大好きで、何回も読ませていただいています。朝陽さんと黒翔さんのやり取りが好きでいつも楽しませていただいております。このお話の終わりが近づいてきて寂しさも感じますが、応援しています。 (8月19日 12時) (レス) @page13 id: 07d630b0e0 (このIDを非表示/違反報告)
ハデス - blu (蒼)さん» わぁ！！！！お返事ありがとうございます！黒翔さん(違ったらごめんなさい🙇)！！ずっと応援してます！！蒼さんの作品全部見ましたよ！ツイステとコナンも！朝陽さん大好きです！あっ、チャット化ふせぐの知ってるので返事は大丈夫です！！ (8月1日 0時) (レス) @page11 id: b5ef1167b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2023年6月15日 6時
