2eme livre:Mort de 3eme année

Quatre vingt dix ページ45

纏めると

薊さんの考えに7、8割納得はできる
だけど、彼のやり方にはいまいち納得ができない
薊さんのいう不出来な人間を排除していたら、


一部の人間しか料理が出来なくなる、


みたいな感じになりそうだ。
そんなの同じ料理しかできなくてつまらない



『苦しまなくていい、とは言われたけど…』



僕が苦しんだのは
自分自身が弱いからだ、


きっかけは他の奴らだけど、悪いのは僕
向上心がなくなったのも僕が捨てたから、
そこに他の人らは関係ない


だから、
全ては僕の問題で、僕のせい



だって僕が強ければ、十傑じゃなくても堂々と司や竜胆の友人を名乗れただろうし、


あの2人と様々なところで料理をするのは楽しい
もし司や竜胆が僕を必要としてくれるなら、
続けていきたいとも思う



今の環境が寂しいと言っても
別に目立って腕をふるいたいわけじゃないし、
潤さんやアキラがいて、司や竜胆の友達もいる
文句はないな


自分の弱みを指摘された時怯えちゃうのはなんとかしないといけないけれど、


　
『うん、自分の周辺はなんとなくスッキリしたな』



次は



『司が言っていた、あの人がこれからの遠月を引っ張って行くってどういう事だ…？』




僕の前では薙切の姓を名乗った薊さん
しかも「僕がこの学園を導く」とまで言い切った


しかし潤さんの話が本当と仮定したならば
薊さんは薙切家から追放されたはずだし、
そんな学園に関われるほど権力もないと見える


総帥は代々薙切家が務めるみたいだし
それを変えられるほどの権力を持つのは十傑評議会の総意をもってのみ…


『ん？』



司と竜胆は十傑、
もし、薊さんが他の十傑メンバーにもすでに接触して
その人数が過半数を超えていたら…？



薊さんの目的は




『学園の総帥になる事…か？』

　
以前竜胆と話していた時に感じたすっきりしない違和感が…嫌な予感としてまた顔を出し始める…




月饗祭最終日、

午前中は模擬店にいた
朝、司にはだいぶ心配されたけど


司「昨夜はよく眠れたみたいだね？」

『わざわざ面と向かって隈確認してからいう事かなそれ』

司「昨日、だいぶ辛そうだったからさ」

『ご迷惑お掛けしました、もう大丈夫』

司「ならよかった、じゃあこれ頼むよ」

『oui ，premier siège(第一席)』

司「第一席より名前で呼んでもらった方がいいな」

『…ちょっと調子乗った、謝るからジト目はやめてね司』

司「元気そうで何よりだよ」


こんな感じで遊べる程元気だし、ね

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