2eme livre:Mort de 3eme année

Soixante dix-neuf ページ34

『相変わらず元気だね君は』

リ「Aさんのお姿を拝見できたならば 疲れなんて吹っ飛びますわ！」


ニコニコ笑うリオ


『模擬店は？』

リ「極星寮の皆様と一緒に芋煮会というものをやっております」

『へぇ、どこで？』

リ「山の手エリアですわ」


高級志向の山の手エリアで芋煮会か、
一色の意見かな



『学園生活は楽しい？』

リ「えぇ！ 極星寮の後輩たちはとても個性的ですし可能ならば将来うちの店に…」


ぶつぶつ呟くリオ
正直言ってなかなか怖い



『落ち着け？、あと何もってんの』

リ「先ほど休憩中に買ったたこ焼きというものですわ！ 日本は様々なジャンルの料理がございますのね！」



美味しそうな湯気を放つたこ焼き
そういえば昼食ってないや


リ「よければ一口味見されます？」

『いいよ、キミのやつでしょ』

リ「そうおっしゃらずに！ ほら、あーん？」

『ちょっ！』



口にたこ焼きを放り込まれた
咀嚼すると出汁とタコと、この鼻に抜ける香りは…



『珍しいね、たこ焼きに唐辛子なんて、』

リ「Aさんと間接キス…‼」

『変態出てるよ、リオ』

リ「まるで新婚のよう！ なんて幸せなんでしょう！」




ダメだこの子…
スイッチ入った


ーﾋﾟｺﾝ


『ん？ あ、ヤバイもうこんな時間だ』


時計を確認すればかなり昼を過ぎていて
司から催促が来てる



『リオ、僕そろそろ模擬店戻るから、またね』

リ「えぇ！ またお会いしに伺いますわ！」



リオから離れて足早に帰った




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Rio side


Aさんの後姿を見つめる



この学園は確かに楽しい
様々な料理と会えるし私にとってプラスになることも多い


だけど、


リ「まだ、完治はしていないんですのね…Aさん…」





悠「あ、いた！ リオ先輩！…ってぇ‼ あそこの店の激辛たこ焼き買ったんですか？！」

リ「えぇ、試してみたくて…でも一つが限界でしたわ！」

悠「食べられるだけでも凄いってのに…、そろそろ芋煮会戻りましょ！」




私にとって何より大事なのはあなたですのよ、
Aさん。


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Side you

2日目も終了し
司と明日の打ち合わせを終えて
ゼミへ帰る途中、



『あ、竜胆』

竜「おうA！ あれ見てみろよ？」



再び竜胆に出くわして彼女の指さす方向には、



創「お客さん！ よかったら胡椒餅いかがっすか！ お代は結構ですんで！」


屋台ごと移動する幸平君達がいた

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