Soixante et onze ページ26
『うん、内装も設計図と変わらないんじゃないかな…だからそろそろ落ち着け? 司』
司「ここで照明落としたら、角度的にーー」
設計図と見比べながら、店の中を歩き回る
なんか司がブツブツ言ってるけど
卓の椅子に腰掛けながら竜胆が肘をつく
竜「結局、Aはどこまで手伝う事にしたんだ?」
『あぁ、予約の管理とドリンクオーダー関連を少しと、あとは当日司に言われた事しかやらない』
客は司の料理を食べに来てるんだから僕はいなくていい、ドリンク関連を任せてもらえただけでも、ありがたいくらいだし
竜「え〜、常駐するなら一緒に模擬店回れねぇじゃんか!」
残念そうに言い出す竜胆
司「常駐じゃあ無いよ、」
竜「え、そうなのか!」
『うん』
これは僕から言い出した事なんだけど…
僕の存在を目立たせないように、かつ何か面白さが欲しいと思って、
僕がシフトや調理場に入る時間は決めない事にした。
勿論お得意様とか、必ずいなきゃ行けない時には行くけどね、
僕が調理場に入っている時の客にはコースメニューに追加メニューでドリンクリストが渡され、オーダーを受ける、という形になった
竜「へぇ〜、じゃあAがいる時の客はラッキーって事か」
『まぁ、僕徹底的に隠れるけど』
司「俺だけ目立つの嫌だったのに…」
コックコートを司は白、僕は照明暗くした時に目立たないように黒、勿論フードもかぶるよ
竜「じゃあAと一緒に食べ歩きできるな‼
でも、アタシがここに来た時はドリンク作ってくれ!」
『僕で良かったらね』
勿論出すドリンクは事前に司にコース料理全部の皿と一緒に味見してもらって、okを出されたハーブの組み合わせとか、ノンアルコールのドリンクしか使わない
せっかくのコース料理を壊したくないからね、
司「でも、Aにスパイスのアドバイスを貰ったから、今回のコース料理は今までの俺の料理よりさらに研ぎ澄まされてると思うよ」
竜「へぇ、楽しみだな! やっぱりここは最後に食べに来る事にするぜ」
『まてまて、過大評価はストップ!』
スパイスのアドバイスって言ったって
司のこうしたいっていう要望に合わせたスパイスを2つ3つ教えただけでしょ!
そんなの料理全体の0.1%にも満たないよ!
『その教えたスパイスを活かしたのは司だろ?』
司「でもAがいなきゃ、あんなスパイスの組み合わせ、わからなかった」
竜「まぁまぁ! 楽しみにしてるぜ!」
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蒼(プロフ) - EMIKOさん» 『んーと、確か年度始めに測ったら178cmとかだったかな? 2センチだけ司に勝ったからちょっと嬉しかったのを覚えてるよ』 (2020年5月3日 19時) (レス) id: ecd1ab9e87 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます!!すみません、、、主人公の身長はいくつでしょうか? (2020年5月3日 10時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - EMIKOさん» リ「見直してみたら言葉遣いが失礼でしたわ…申し訳ありません。 イラストはいつでも歓迎致しておりますわ!」 (2020年4月29日 22時) (レス) id: ecd1ab9e87 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - EMIKOさん» リ「勿論可能ですわ、確認ありがとうございます! ただこちらのコメ欄ですと誰でも見れてしまうので受け渡し等は可能であればTwitterなどが良いかと思っております。勿論コメ欄でも出来ない事はないので遠慮せず仰ってくださいませ!」 (2020年4月27日 0時) (レス) id: ecd1ab9e87 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年4月26日 22時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 | 作成日時:2020年3月28日 20時