2eme livre:Mort de 3eme année

Soixante six ページ21

相変わらず変わらないなぁ、幸平君
2年の反応は


紀「受けないわ」

叡「受けねぇ」

久「受けるわけないっしょ！」


全滅していた、
去年は司が受けてたけどね




『このケーキ、外側の飴細工と中のクリームの相性抜群だなぁ…』




林檎を使ったこのケーキ、
飴細工を崩して食べると絶品…うま



一年生達も、ももが作ったケーキに反応しまくってる様子が聞こえてくる
これが十傑料理人の力



そんな中でも…



司「幸平創真、美作昴、タクミ・アルディーニも…


秋の選抜で食戟なんてしないで欲しかったよ…」




自分の芯がぶれない肝の小さい司
また竜胆に怒られるよ



久「俺らもさぁ、上の奴ら倒すのに必死な訳よ、」



久我君の挑発的な言葉が聞こえる、
まぁ、彼は司相手に必死だからなぁ、



久「君らの事なんて目にも入ってないから、雑魚は雑魚同士争っててくんない？」

創「…」



うわ…幸平君の顔が想像できる…


今年の一年生は怖いよ、久我君
だって幸平君だけじゃないけど一年生側が雰囲気ピリピリしてるのが感じられるし…


久我君とか十傑側からしたら、今の一年がどんだけ喧嘩を売ろうと相手にする価値もない、
そんな感じなんだろうなぁ



久「ま、オマエらが俺に料理で何か一つ勝てれば、食戟受けてやってもいーけどね、」



妥協案のように喋る久我君
相変わらず上から目線だけど




紀「身長」

久「料理でって言ってんだろが‼ このヤロがぁ！」




『ふっ…ｸｽｸｽ』



今年の2年は仲悪いのかな
聞き耳を立てることに集中していたからか、
気づけばもものケーキは食べ終わっていて
美味しかった、





『ふぁあ…眠くなってきた…』




急に手伝うことになって精神的に疲れたのか、
今更になって眠気が襲ってくる


『こんな所で眠るのは不味いけど…ちょっと……限…界…』



少しだけ…仮眠しよ…




ーーーーーーーーーー



“僕らが勝てばお前は退学、この学園にお前の居場所はなくなる!”




あぁ、夢見が悪いなぁ

これはあの時の記憶だ、



“こっちは大勢、お前は一人”

“いつも一緒にいるトップサマに頼る事はできねーぞ！”




“お前みたいな卑怯者、追い出してやるよ！”



アイツらがこちらへ手を伸ばしてくる







よるな、







ヨルナ








来るな、









こっちへ来るな‼‼






ーｶﾞｯ！








「A‼」





『……あ…れ…？』




誰かに強く揺さぶられて意識がハッキリしてきた

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