検索窓
今日:19 hit、昨日:22 hit、合計:159,352 hit

Cent quarante et un ページ48

Rio side

リ「だから、完成させてから戻ってきてくださいな」

『…わかった、でも無理はしないでね』

リ「えぇ、ならば司先輩との勝負、どうされますか?」

テ「そんなの、このヘタレの負けに決まってるだろ」

『負けたら僕セントラル入りするんですけど…』

テ「そんなの、退学してるんだから関係ねぇ」

リ「そう言うわけにはいかないんですのよ、この爺」

テ「は?」



この爺がAさんの退学届を出した後、
少し学園に戻ってから調べ直していた
すると…



リ「薊総帥は周囲にはAさんは退学したかのような事を言い始めましたが、書類を見る限り…休学扱いでした」



つまり受理されてないんですのよ


『ワー』

テ「マジか…お前変にモテるな」

『うっさいです。でもこれで僕が切れるカードがないな…』



中途半端に関係が残ってしまった…
でもAさんは戻ってくるおつもりならば



リ「Aさんの要望をお聞きしても…?」

『汐見ゼミの存続、かな…』

リ「司先輩と竜胆先輩と敵対したいんですの?」

『なるべく…したくない…』

テ「ヘタレ」

リ「黙りなさい、爺」



ならばこうしましょう、


リ「負けた事にしてAさんはセントラル入りしてくださいな。」

『…でもそうしたらゼミが』

リ「ご安心を、私が薊総帥と取引します
・汐見ゼミの存続、・Aさんの現状をセントラル内でも黙秘…それで如何です?」

『それは嬉しいけど…取引材料どうするのさ』

リ「私の身分を使います」

『はい?』

リ「薊総帥、結構うちの店いらしておいでですのよ」



オステリア・ラ・ローカのオーナー
その身分を明かして、
変わりに私がセントラルに入ってみせましょう




テ「お前ほんと甘やかされてんだな」

『…リオはセントラルにいていいの?』

リ「失礼な事言わないでくださる? Aさんがいればどちらでも構いませんわ」


Aさんの手足となるって決めたんですから
その為ならば、気に入らないあの総帥にだって
笑顔を見せられる

今まで頑張ったAさんの分
多少はいいでしょう?


『でも…店に影響が…』

リ「別にセントラルに私が関わっても、店を迎合はしませんし、
元々そろそろ出すつもりでいたんですのよ」


それに


リ「外見で料理を判断するような奴ら、こちらから黙らせて見せますわ!」





テ「お前よか小娘の方がよっぽど強いじゃねぇか‼」

『…否定できない…』

リ「女は度胸ですのよ?」




テ「決まりだな、」

Cent quarante deux→←Cent quarante



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
設定タグ:食戟のソーマ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 真津奈(matsuna)さん» 葉「ありがとな…話の展開についてはだいぶ自信なかったそうだが、報われたそうだ。良かったらまた来てくれ」 (2020年5月9日 16時) (レス) id: 2152f1787e (このIDを非表示/違反報告)
真津奈(matsuna)(プロフ) - 主といい、話の展開といい、凄く好みです!毎日楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください! (2020年5月9日 8時) (レス) id: 349d08508f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月5日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。