検索窓
今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:159,361 hit

Cent vingt deux ページ29

Souma side

黒翔先輩が肉を取り出した




あれは…



葉「うさぎ肉か…」




タ「イタリアではオーソドックスな肉だな」

イ「うん」

青「そうなのか?」

タ「イタリアではよく食されるし、手に入りやすい肉だ。わかりやすくいうと、日本で言うスーパーに行けば簡単に手に入る」

恵「へぇ、」


丸「うさぎ肉は日本じゃあまり食される事は少ないけれど、ヨーロッパじゃかなり使われる食材だ。
イタリアンでもフレンチでも調理する事は良くあるだろうな」


創「対して司先輩は…鹿肉?」


それを見た黒翔先輩は





『まじか司…』

司「うん、後でAにもアドバイスもらおうと思ってさ」

『だからさ、僕のアドバイスなんていらないでしょ?』

司「だからそんな事はないって言ってるだろ?」







なんだなんだ?


佐「あの先輩、司瑛士の作る品がわかってるってのか?」

ア「第一席が味見を求めるほどなんて、そんな凄い先輩だったかしら、私が名前を聞いたのも最近よ?」

悠「にしても全然勝負の感じじゃないなぁ…」

創「そういや、模擬店の時も司先輩のコース料理にアドバイスしたって言ってたな、な? 田所?」

恵「え、う、うん、しかもそれに合わせたカクテルメニュー、凄かったよ」

タ「第一席にも普通に意見できるのか…何故十傑じゃないんだ?」





その時、




薊「少し話そうか、選手2人は調理を続けてくれるかい?」




薊総帥が唐突に喋り出した






ーーーーーーーーーーーーーー
Rio side
調理時間も半分という所

ステージの下からAさんを見上げていた
薙切薊はやはりこの2人の勝負を何かに使うおつもりのようで、


Aさんの事を、確実に捉えている




薊「僕が打ち出した改革について、ここで言うとゼミ・同好会・研究会の解体だね。納得し辛い者もいるから理由を話そうと思うんだ」



リ「突然何を…」


いきなり話し始めた薙切薊に会場は静まり、調理の音だけが響いている。


薊「前総帥のもたらした影響は確かに素晴らしいものだった。
しかし、それだけじゃあない、色々な改善点もあると考えている。僕なりにね、」



薊「その最たる理由として挙げられるのがそこにいる彼、黒翔君なんだよ」



リ「なっ‼」



ーザワザワ



薊「彼はこの遠月でとても苦労をしながらも三年生へ進級している。」







ようやく理解した、


薙切薊はAさんの過去をだしにして
自分の改革に意見する者を黙らせようとしてるんだ…!

Cent vingt trois→←Cent vingt et un



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
188人がお気に入り
設定タグ:食戟のソーマ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 真津奈(matsuna)さん» 葉「ありがとな…話の展開についてはだいぶ自信なかったそうだが、報われたそうだ。良かったらまた来てくれ」 (2020年5月9日 16時) (レス) id: 2152f1787e (このIDを非表示/違反報告)
真津奈(matsuna)(プロフ) - 主といい、話の展開といい、凄く好みです!毎日楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください! (2020年5月9日 8時) (レス) id: 349d08508f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月5日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。