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Cent quatre ページ11

リオに引っ張られて最終的にやってきたのは
一般的なファミレス


『ここでいいの?』

リ「えぇ、突然連れ出しておいて我儘は言いませんし、誰にも聞かれずに話したかっただけですから」

『やっぱり約束してなかったか…ちょっと待って』



スマホを取り出してメールを打つ


リ「どうかなさいまして?」

『竜胆からの手伝い要請来てたんだけど、断った』


実はさっきから震えてたんだよね
僕の連絡先知ってるのあんまりいないし
申し訳ないけど、また明日にでも手伝いに行こう


リ「私を優先してくださるなんて…‼ 新婚旅行はどこにします?」

『どうしてそこまで話が飛躍した…ほら、入るよ』



近寄ってきた店員に2名と伝えて、席へ着いた
うーん、リオの外見なのか


『人の目線が痛い…』

リ「(自分が女性の目を引いてる事はわかっていらっしゃらないのね…)…相変わらずですわね」

『それより、話って?』

リ「新総帥の事ですわ」



少し驚いた
なんでリオが



『なんで知ってるんだ』

リ「Aさん…薙切 薊に関わってはいけません」



『…リオは理由、教えてくれるよね』

リ「という事は既にどなたかに同じ事を言われておりますわね、」

『潤さんにも同じ事言われたよ…』




ドリンクバーで入れた紅茶を口に含んで、
リオは喋り出した


リ「おそらく、新総帥はAさんの事、全て把握しております…」


ーーーーーーーーーーーーーー
Rio side


去年の冬頃でしたでしょうか…
自分の店、オステリア・ラ・ローカにいる時だった



「2名様、カウンターへご案内しました」

リ「sí」

「オーナー、日本人の方なので通訳お願いできますでしょうか!」

リ「わかった、貴方達は前菜を」

「sí!」



いつもの仮面を被り言われたカウンターへ近づく



「だから、みんなあの卑怯者の料理を食べた瞬間逃げ出しちまった!」

「へぇ、遠月にね…名前はわかるかい」



リ「(遠月と言ったらAさんのいる…)」


「黒翔 Aだよ!」


リ「(‼)」


片方の男が出した名前はAさんのもので、
愚痴を吐き出すように喚く男の聞き役に徹していたのは…



薊「…黒翔君か、会ってみたいね」



薙切 薊だった



「しかもどうやらアイツ、味がわからないらしいしな」

薊「ほぅ、なぜわかるんだい?」



リ「(この人達、Aさんのハンデの事まで知っている)」




あまり長く立っていると怪しまれるから
聞けたのはここまで、

Cent cinq→←Cent trois



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(プロフ) - 真津奈(matsuna)さん» 葉「ありがとな…話の展開についてはだいぶ自信なかったそうだが、報われたそうだ。良かったらまた来てくれ」 (2020年5月9日 16時) (レス) id: 2152f1787e (このIDを非表示/違反報告)
真津奈(matsuna)(プロフ) - 主といい、話の展開といい、凄く好みです!毎日楽しく読ませていただいています!更新頑張ってください! (2020年5月9日 8時) (レス) id: 349d08508f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月5日 5時

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