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参拾捌 ページ39

カタカタカタカタ…

パソコンが低く唸りを上げる

気がつけば夜になっていた
夕飯作らないと
お風呂はいってないし

一旦区切って休憩する事にして、キッチンへ移動すると…
昴さんがシンプルなエプロンして鍋をかき混ぜてた

私「えっ?昴さん、料理できたの?」
昴「Aが入院していた時に有希子さんに教えて頂いたんですよ
煮込み料理なら作れるようになりました」
私「へぇ〜」

昴さんの隣から鍋を覗き込むと中身はトマトスープ
具材は鶏肉と玉ねぎとしめじ、人参
この人はどこまでスキル上げしたら気がするんだろう…

私「あれ?
それじゃあ、どうして包帯取れてなかった私に料理任せてくれてたの?」

あの過保護な秀一さんが私に料理を任せていたのが不自然だ
料理以外は何にもやらせてくれなかったどころか、1人じゃ外出すら許可されなかったからね

昴「…ひとえに私のワガママですよ」
私「ワガママ?」
昴「ええ。Aの手料理が食べたかったんです
私にとってAの料理が1番美味しいんです」

ほら、私のワガママでしょう?

恥ずかしげも無くサラリと恥ずかしい台詞を言ってくる無駄なイケメンをどーにかして欲しい
あぁ、もう。
…照れるじゃないか

私「私の手抜き料理がいいなんて…
昴さんの胃袋は随分安いんですね」
昴「そうですか?
寧ろ、“ただ1人”と言う希少性を鑑みれば最高級だと思いますよ
それに…
手抜きと言いますが、家庭の味でしょう?」
私「昴さんに口で勝てる気がしない」

上機嫌にお皿に料理を盛り付ける昴さん
今にも鼻歌でも聞こえてきそうだ

昴「先に座って待ってて下さい
後はこのスープで終わりですから」
私「はーい」

促されるままにテーブルに向かう
そこには…
ポテトサラダとバケット、サーモンのマリネ、お酒とチーズが並んでいた

…うん

女子か!

思わず心の中でツッこんだ私は何も悪く無い




______作者

沖矢さんのお料理教室書きたかったんです
書きたいネタがあるのに組み込むのが難しくて悩みますね

祝!栞500越え!
最近400超えた気がするんですが…
500人以上の方に読んで頂けてるって考えると凄いですね
もうニヤニヤが止まりません←おい

参拾玖→←参拾柒



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サッカー部 - 昴さんがすばるにのってるのは笑った (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
フィッシャーズ - コメントなにかこかなー  赤井さんカッコいいよね (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
雷夢(プロフ) - 伍のジョディーさんのところが「ジョディーさゆ」になってますよー! (2018年1月7日 19時) (レス) id: 10a18e9fdf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 麻希さん» いえいえ!このお話大好きなのでこれからも頑張って下さい! (2017年5月28日 1時) (レス) id: 3f6bf9621b (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - レナさん» レナ様、コメントありがとうございます!本当だ…やってはいけないミスを犯してました…Σ(・□・;) (2017年5月27日 15時) (レス) id: 24d44e4131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティグロン | 作成日時:2017年3月18日 9時

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