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拾参:赤井side ページ14

Aは生きている!

だが、止血したとは言えここまで血を流したら命の危険に晒されていることに変わりは無い

Aはバスタブに寄りかかる状態で腕を浴槽に浸け、気を失っていた
バスタブの縁には睡眠薬の薬剤瓶と酒…ライが置かれていた

酒を飲んで睡眠薬の効きを良くし、腕を切ったか…

俺は組織の破滅を第1に考え…
最も大切なAへの配慮が欠けていた
お前を守ると誓ったのに…
俺がお前を追い詰めた

後悔するのは後でいい

今はAを病院へ運ばなければ
Aを抱き上げ、マンションを出ると坊やが息を切らせて立っていた
俺の腕の中でグッタリとしているAを見て悲痛な表情を浮かべる

コナン「鍵は僕が掛けとくから」
秀一「病院へ急ぐ」

鍵をかけた坊やとエレベーター前で合流し、車へ乗り込むとアクセルを踏み込んだ
どうか、間に合ってくれ

コナン「赤井さん…A姉ちゃんの過去知ってるんでしょ?赤井さんならA姉ちゃんに今回の作戦を教えてると思ってたんだ
…この作戦を考えたのは僕だけど…
A姉ちゃんが死んだら恨むからね」
秀一「…俺の配慮不足だ。すまない…。坊やに恨まれて当然だ。俺は…Aを傷つけた
…Aの血液型は?」
コナン「AB型だよ」
秀一「ホォ…。俺の血液を全て使ってでも助けよう」

車は程なくして病院に到着した

Aは直ぐ様ソトレッチャーで運ばれ、集中治療へ
俺は血液提供のため緊急治療室の隣で採血を受ける
Aの手首の傷は血管を傷付けるほど深く、縫合に時間が掛かるらしい

チクタクと壁に掛けられた時計の音がやけに大きい
1分、1秒が過ぎるのを長く感じる

“A、生きてくれ”
ただひたすらに祈った

何時間経ったのだろう?
縫合が終わり、緊急治療室から出て来たAは未だに真っ青な顔をしていた
まだ血液が足りないのだろう

病院の輸血だけでは足りず、俺の血を最低限の処理でAへ輸血するのにそう時間は掛からなかった

拾肆:赤井side→←拾弐:赤井side



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サッカー部 - 昴さんがすばるにのってるのは笑った (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
フィッシャーズ - コメントなにかこかなー  赤井さんカッコいいよね (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
雷夢(プロフ) - 伍のジョディーさんのところが「ジョディーさゆ」になってますよー! (2018年1月7日 19時) (レス) id: 10a18e9fdf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 麻希さん» いえいえ!このお話大好きなのでこれからも頑張って下さい! (2017年5月28日 1時) (レス) id: 3f6bf9621b (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - レナさん» レナ様、コメントありがとうございます!本当だ…やってはいけないミスを犯してました…Σ(・□・;) (2017年5月27日 15時) (レス) id: 24d44e4131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティグロン | 作成日時:2017年3月18日 9時

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