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拾壱:赤井side ページ12

午前5時30分、唐突なコール音で俺は目を覚ました
俺、赤井秀一改め、沖矢昴は木馬荘と言うアパートで生活を始め2日目の朝だ

電話主は“江戸川コナン”
なかなか頭の良い坊やだ
今回の作戦も坊やの立てたもの

こんな時間に電話とは
何か起こったに違いない

俺は直ぐ様電話に応じた

沖矢「もしもし?」
コナン「沖矢さん!A姉ちゃんと付き合ってるんだよね?
今回の作戦、A姉ちゃんに教えた?」
沖矢「伝えていないが…?」
コナン「僕の携帯に留守電が入ってて、様子がおかしかったんだ!A姉ちゃんの家に僕も向かってるけど、沖矢さんも急いで!
(あんな、泣きそうな声でバイバイって…
姉貴、逝くな!)」
沖矢「俺も直ぐに向かう」

走っているのか電話越しにも坊やの息が上がっているのが分かった
さっさと着替えだけ済ませ、携帯と財布を持って車に乗り込んだ

水無玲奈の件で忙しくなった頃、アイツはなんて言っていた?

秀一「すまない。暫く仕事が忙しくてな。
そちらに行けそうに無い」
A「気長に待ってる
焦らず安全第一に仕事して帰って来て」

アイツに…Aに心配を掛けないように
Aを危険に晒さないように
Aにも俺が死んだと思い込ませる事が必要だと思っていた
だが…
あの時、アイツは確かに言っていた

A「秀一さんが死んだら
私も死んじゃうかもよ?」

それに対して俺はなんと言った?

秀一「ホォー。それは…
何があっても死ねんな。お前と言う楔がある限りどんな状況下でも生き抜いてやる。
俺が生きている限りお前も生きているんだろう?」

俺は最大のミスを犯していた事にようやく気付いた
俺とした事が…敵を騙すにはまず味方からとは言うが…






A、生きてくれ

神が居るなら何度でも祈ろう
車のアクセルを思い切り踏み込んだ

拾弐:赤井side→←拾



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サッカー部 - 昴さんがすばるにのってるのは笑った (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
フィッシャーズ - コメントなにかこかなー  赤井さんカッコいいよね (2019年1月14日 21時) (レス) id: 20f240adb2 (このIDを非表示/違反報告)
雷夢(プロフ) - 伍のジョディーさんのところが「ジョディーさゆ」になってますよー! (2018年1月7日 19時) (レス) id: 10a18e9fdf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 麻希さん» いえいえ!このお話大好きなのでこれからも頑張って下さい! (2017年5月28日 1時) (レス) id: 3f6bf9621b (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - レナさん» レナ様、コメントありがとうございます!本当だ…やってはいけないミスを犯してました…Σ(・□・;) (2017年5月27日 15時) (レス) id: 24d44e4131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティグロン | 作成日時:2017年3月18日 9時

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