その2 ページ10
白ひげは、目を見開くと
心の底から笑い声を上げた
白「グララララ！！…まだ、死ねねぇ様だな。俺は」
『死にたきゃ息子ら全員認めさせてからにしろや』
戦いつつ、退路を作っていく2人
カイトはサッチの元に辿り着くと
船を襲おうとする海兵たちを薙ぎ払う
「サッチさん！！生きてたんですね！」
サ「おう！ランカに助けられたんだ…親父も大切だけどよ、俺、ランカも譲れねぇ存在になっちまったよ」
そう言って、嬉しそうに笑うサッチに
カイトも安心したように笑う
「良かった…これで…も、う…」
そこで、またしても違和感に気づく
退路もある
エースも解放されて皆生きている
なのに、この絶望感はなんだ？
まるで、何もかも気泡になって消えるようなー
そこで、カイトは前線へと踊りでたサカズキを視界に入れる
その瞬間、ブワリ！と悪寒が背筋を駆け巡る
同時に、この後の未来を思い出したー
最悪の未来を
「ーーーっランカさん！！！」
同時刻
白ひげとランカを見やるサカズキ
サ「…堕ちたのぅ、ランカ。そんな小物を守ってなんになる？」
『こいつらが小物に見えるたぁ、お前の采配も鈍ったが？サカズキ』
サカズキは、静かにランカを見据える
サ「…さっきのお前さんは良かった。ワシの前から抵抗せず、ワシを見るお前さんは…」
『…？…サカズキ…』
サ「じゃが、今のお前さんは許せん。ワシから逃げられると思ちょるんか？」
『何言ってやがる？』
サ「それとも…お前さんの気を引く存在が消えれば、お前さんはワシの傍に居るのか？…のぅ、ランカ」
『は…』
様子のおかしいサカズキに
流石のランカも首を傾げる
サ「…じゃあ、ようみちょれ。ランカ」
『ーっ！？』
サカズキは、チラリとだけエースとルフィを見ると
ランカへとニヤリと笑いかける
『ーサカズキ！！』
ランカの呼びかけも虚しく
サカズキは自分に背を向けるエースとルフィに忍び寄り
両腕をマグマへと変貌させる
サ「ようみちょれ、ランカ！！…お前さんがこだわる理由が消える瞬間を！！」
能力を使おうとして、胸を抑えて苦しんでしまうランカ
その一瞬を狙って
サカズキのマグマの拳は
2人の体を貫いたー
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椿姫 - どうもこんにちは！とても面白いですね！更新頑張ってください。楽しみです！ (2019年7月25日 17時) (
レス) id: 2e1c06edf3 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - はじめまして！とても面白くて女性なのにすごくかっこよく読んでて楽しかったです。次の更新楽しみに待ってます。無理せず頑張ってください。 (2019年7月13日 17時) (レス) id: fcf02ffa3b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 乱さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません…もうすぐ本編更新予定なので暫しお待ちくださいまし……！ (2019年6月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - このお話とても大好きです！何度も読み返してしまいます笑 更新楽しみにしています！無理せず頑張って下さい！！ (2019年5月31日 11時) (レス) id: 9c157805a6 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます！『最近暖かくなったとはいえ、女が軽率に脱ぐもんじゃねぇぜ。勘違いした野郎の目に晒させたくねぇんだ(正義のコートファサ…)』 (2019年5月1日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年3月4日 22時
