その2 ページ12
右腕に合わせて立ち上がる水柱はー
白ひげを飲み込むように包み込んだ
「「「「親父ー！！？」」」」
白「ぐぼっ…！？」
『まだ死ぬ気か。阿呆』
そして、そのままサッチ達の待つモビーディック号に叩き付ける
白「ぐっ！？」
『てめぇの自由を奪えるのは、唯一俺だけなんだろうな』
白「っ！…ランカ…！！」
『ここは、俺の戦場だ…それに、やっと来たんだよ…メインディッシュが！』
そう言って、ランカはギラつかせた目を上に向ける
その視線に皆も思わず上を見る
処刑台で戦場を見つめていたのはー
黒ひげ海賊団船長
マーシャル・D・ティーチ
並びにその最悪のクルーたちだった
黒「ゼハハハハ！！…親父がまだ生きてたのは誤算だったが…なんだ？それ以上のお宝が居るじゃねぇか！！」
そう言って、ランカを見下ろすティーチ
海軍達は、ティーチの後ろに並ぶ凶悪犯罪者たちに恐れを為して震えていた
ランカはギッ！とティーチを睨みつける
『俺を見下ろすんじゃねぇよ』
黒「気の強ぇ女だ！好みだぜ？」
目の前に立つ黒ひげに
ランカは警戒を解かない
『強えお仲間を引き連れてくるたぁ、好都合だ。てめぇはここで始末をつけようと思ってたんだよ』
黒「ランカ、おめぇはそうさ。何時だって完璧な強さを持っている。船に乗っていた時も俺はお前の強さを不思議に思っていた」
黒ひげが語り出す話を
誰も止めはしない
黒「それでも、俺は親父の能力を欲した！…お前の悪魔の実の力を聞くまではなぁ」
『…？』
黒「お前さんの悪魔の実は、人を選ぶ。故にまず世に現れる事がねぇとされていた」
『…それがどうした？』
黒「なぜ、その希少な実が伝説級か分かるか？能力が使えなくさせるくらいで？」
『ーっ！』
その時、ランカは一瞬息を詰めた
黒ひげはその動揺を感じ取り
ニタリと笑う
黒「なら！俺の力だって伝説級だ！だから調べた…お前の悪魔の実は、もっとすげぇ」
『ーっやめろ！！』
黒「お前の悪魔の実、"ウミウミの実"はあらゆる悪魔の実の能力を奪う事が出来る！」
「…え…？」
黒ひげの言葉に、戦場は静まりかえる
ランカは口を噛み締めながら黒ひげを睨みつけた
黒「ゼハハハハ！どうした？顔が青いぜ！？」
『…お前の馬鹿さ加減に引いてるだけだ！』
黒「どうせ俺が貰う能力だ！ここで詳しく話してやろうぜ！」
そう言って、黒ひげは声高々に
能力について真実を話し出したのだった
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椿姫 - どうもこんにちは！とても面白いですね！更新頑張ってください。楽しみです！ (2019年7月25日 17時) (
レス) id: 2e1c06edf3 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - はじめまして！とても面白くて女性なのにすごくかっこよく読んでて楽しかったです。次の更新楽しみに待ってます。無理せず頑張ってください。 (2019年7月13日 17時) (レス) id: fcf02ffa3b (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 乱さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりすみません…もうすぐ本編更新予定なので暫しお待ちくださいまし……！ (2019年6月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - このお話とても大好きです！何度も読み返してしまいます笑 更新楽しみにしています！無理せず頑張って下さい！！ (2019年5月31日 11時) (レス) id: 9c157805a6 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとうございます！『最近暖かくなったとはいえ、女が軽率に脱ぐもんじゃねぇぜ。勘違いした野郎の目に晒させたくねぇんだ(正義のコートファサ…)』 (2019年5月1日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年3月4日 22時
