64.『アイツらしい国だ』 ページ39
なんやかんやとついたドレスローザ
その賑やかな国の風景にカイトも少しだけ興奮した様に周りを見つめる
「すんごいですね…ここをドフラミンゴさんが納めているってのも…」
『王子って柄じゃねぇもんな』
「そ、そんな事は…」
周りをぐるりと見つめるランカ
喋る玩具や幸せそうなカップル
情熱的なフラメンコを踊る美女に
商品を売ろうとする商人の男
どこを見ても平和で活気あるその国
『…俺は、アイツらしい国だと思うがな』
「へ？」
『…行くぞ』
そして2人はスイーツの店へと足を運ぶのだったー
『最高だったな』
「僕は胃が痛くて堪らなかったですよ…」
多くのスイーツが宝石の様に並ぶその店は
味も一級品で飽きないようにパスタや軽食なども置いてあるタイプのスイパラで
お店自体に問題は全く無かった
ただ、男装していつもよりラフな私服で来ていたランカは
スイーツを食べると少しだけ優しい顔つきになる
それを見るだけで情熱的なこの国の女性は落とされた様で
次から次へとお誘いが来るわ来るわ
本人は食べる事に集中したかったのか
断りをカイトに丸投げしてしまう
そしてカイトは食べながら熱烈にランカに迫る女性達を追い払っていたのだ
正直食事どころでは無かったのは明白である
『予想よりも良かった。これはあの桃鳥に感謝くらいは伝えて帰らねぇと失礼だな』
「普段の態度は失礼じゃないんですね…」
げっそりしながらランカに着いていくカイト
ーけてー
「へ…？」
不意に、声が聞こえた気がして立ち止まるカイト
ランカは少し先に行った後に気づき、立ち止まる
『…どうした？カイト』
「あ…いえ、なんでも無いです」
首を傾げながらカイトはランカと共に
ドフラミンゴの王宮へと入っていくのだったー
ド「フッフッフ！わざわざ礼を言いに来るたぁ、お前が満足する程のモンだった様だな？」
『あぁ、シェフに会えたなら思わずキスをしてしまうくらいにはな』
ド「それなら合わせられねぇな！変わりに俺にキスでも落としてくれや」
『礼を言うだけじゃ満足出来ねぇのか？相変わらず強欲だな』
大きな応接室
そこでソファに向かい合うように座るランカとドフラミンゴ
カイトはランカの隣で小さく座りながら
出された紅茶をチビチビ飲んでいた
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カナタ(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» その通りですね！いろんな意味で彼は正義ですね (2017年9月27日 22時) (
レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - ミポたんは正義 (2017年9月27日 20時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメント有難うございます！ドS中将は上に立てる人間なのでそれなりのカリスマ性をお持ちのようです、カイト君無事救出できました！ (2017年9月17日 17時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ちゅ、中将ぉぉぉぉ！すげーよ、あんたほんとにすげーよ！カイトォ、よかったなぁ、良い主人がいて・・・。 (2017年9月16日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 黒月さん» コメント有難うございます！カイトのわんわんはもふもふ設定でした、作者の趣味です(真顔)亀更新ですがこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年9月14日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年5月18日 0時
