その2 ページ32
ク「んぁ？次は俺か…」
蝋燭を取ったクザンはのんびりとした話し方でゆっくり怪談話を始めたー
ク「ありゃあ…２週間くらい前だな…その日は仕事が早く終わったんで、ランカに今夜どう？って誘いをかけた日なんだがー」
『"…お前の尻拭いの始末書が終わらん…それとも、俺の仕事が終わるまで俺の椅子にでもなってくれるのか？"』
ク「椅子になるのは大歓迎なんだけど、その日はマジでキレてたから渋々夜の街へ逃げたの。んでいつも通りバーで酒を飲んでたらー」
『"ここ、空いてる？"』
ク「なんと！ランカが来たんだよね！嬉しくってもうその後飲みに飲みまくってそのままホテルに直行！んでそこから記憶が朧気なんだけどー気づいたら朝になってた」
ク「"あぁ…飲みすぎた…"」
ク「何となく、昨日過ごしたのがランカだとは覚えてて、隣にまだ人がいることが嬉しくて抱きしめたんよ。んで髪にキスしてー気づいたんだ」
あれ？ランカって髪の毛赤色だっけ？
ク「んで、恐る恐る見たらー全然知らない女性だった訳。取り敢えずお金置いて出てった。後で知ったんだけど、俺が飲んでたバーはいけない薬を酒に混ぜて依存させるらしくて、薬に耐性があった俺は幻覚だけですんだんだって〜。超怖かったわ〜」
またもやシーン…となる部屋
ランカが呆れたように溜息を吐いた
『お前のワンナイトラブの失敗談なんぞ面白くも無い』
「そしてホラーでもないという…」
ク「えぇ〜？怖くない〜？ランカだと思ってたのに実は全然知らない女性だなんて」
「次！次は僕です！！」
今にもブチ切れそうなサカズキを見て慌てて手を挙げたカイト
そしてまた新たな蝋燭を手に取った
「これは、2年ほどの話なんですけれど…」
カイトはいつも通りランカの補佐官としてランカに届く郵便物を整理していた
「えぇ〜と…これは定時連絡、これは上からの業務報告…これは海賊からのお誘い…あの人1日に何件こんな感じの手紙来るんだよ…」
はぁ…とため息を零しながら手紙を仕分けしていくと、ふと真っ白な封筒が目に入る
「…ん？」
普通、差出人やら届け先やら何かしら書いてあるはずなのに
その封筒はまっさらで何も書かれていない
「…不気味だなぁ…」
近くにあったペーパーナイフを使って封筒を開封する
怪しい郵便物は開封してもいい許可をもらっていたカイトとしてはごく自然の行動だった
中には白い紙が1枚だけ
二つ折りにされたそれを開いたー
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カナタ(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» その通りですね！いろんな意味で彼は正義ですね (2017年9月27日 22時) (
レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - ミポたんは正義 (2017年9月27日 20時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメント有難うございます！ドS中将は上に立てる人間なのでそれなりのカリスマ性をお持ちのようです、カイト君無事救出できました！ (2017年9月17日 17時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ちゅ、中将ぉぉぉぉ！すげーよ、あんたほんとにすげーよ！カイトォ、よかったなぁ、良い主人がいて・・・。 (2017年9月16日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 黒月さん» コメント有難うございます！カイトのわんわんはもふもふ設定でした、作者の趣味です(真顔)亀更新ですがこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年9月14日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年5月18日 0時
